2024.11.03
日本陸連の池田向希についての経緯と今後の対応全文
今般、池田向希選手(以下「池田選手」)に対し、ワールドアスレティックスの独立監視機関である Athletics Integrity Unit(以下「AIU」)より、11 月 1 日にアンチ・ドーピング規則違反に基づく暫定的資格停止処分が通達されました。
これまでの経緯をはじめ、今後の対応に関する詳細につきましては、池田選手が所属する旭化成からのリリース資料をご参照いただきますようお願いします。
なお、パリオリンピック出場に関する日本陸上競技連盟(以下「本連盟」)の経緯及び、今後の対応について下記の通りご報告いたします。
1.経緯
2024 年 6 月 28 日
AIU が実施した 池田選手に対する 2023 年 6 月から 8 月にかけての血液検査値から血液ドーピングの疑いがあること、ドーピング違反の疑いに対する釈明を行う場合には、所定の期日までに弁明書および証明書類を提出すべきこと等の内容が、AIU から池田選手に通知され、同時に本連盟に報告される。
同年 7 月 4 日から 7 月 16 日
パリオリンピック男子 20 ㎞競歩開催前までに弁明書に対する AIU の結論が出ない場合は、同大会に出場することを、池田選手から AIU へ申し入れし、同大会出場を認める旨の回答を AIU から得る。
AIU の事前回答を受け、本連盟は池田選手の大会派遣を決定し、オリンピックの派遣母体である日本オリンピック委員会に報告する。
同年 7 月 24 日
池田選手が AIU に対して弁明書を提出した報告を旭化成から受ける。
同年 11 月 1 日
AIU より、池田選手に対して正式にアンチ・ドーピング規則違反として立件する旨および本件が最終的に解決されるまでの間の暫定的資格停止処分が下ったことが通知され、同時に本連盟に報告される。
2.本件に対する本連盟の対応
本連盟は、今後池田選手が AIU への暫定的資格停止処分の取り消しを求める申し立てにおいて認められた権利を行使するための手続きを、競技団体として支援してまいります。
なお、本連盟は、スポーツ界におけるドーピングを撲滅するための活動を全面的に支持するとともに、クリーンで公正なスポーツを守るために関連機関と連携のうえ、アンチ・ドーピング活動を引き続き積極的に実施してまいります。
日本陸連の池田向希についての経緯と今後の対応全文
今般、池田向希選手(以下「池田選手」)に対し、ワールドアスレティックスの独立監視機関である Athletics Integrity Unit(以下「AIU」)より、11 月 1 日にアンチ・ドーピング規則違反に基づく暫定的資格停止処分が通達されました。 これまでの経緯をはじめ、今後の対応に関する詳細につきましては、池田選手が所属する旭化成からのリリース資料をご参照いただきますようお願いします。 なお、パリオリンピック出場に関する日本陸上競技連盟(以下「本連盟」)の経緯及び、今後の対応について下記の通りご報告いたします。 1.経緯 2024 年 6 月 28 日 AIU が実施した 池田選手に対する 2023 年 6 月から 8 月にかけての血液検査値から血液ドーピングの疑いがあること、ドーピング違反の疑いに対する釈明を行う場合には、所定の期日までに弁明書および証明書類を提出すべきこと等の内容が、AIU から池田選手に通知され、同時に本連盟に報告される。 同年 7 月 4 日から 7 月 16 日 パリオリンピック男子 20 ㎞競歩開催前までに弁明書に対する AIU の結論が出ない場合は、同大会に出場することを、池田選手から AIU へ申し入れし、同大会出場を認める旨の回答を AIU から得る。 AIU の事前回答を受け、本連盟は池田選手の大会派遣を決定し、オリンピックの派遣母体である日本オリンピック委員会に報告する。 同年 7 月 24 日 池田選手が AIU に対して弁明書を提出した報告を旭化成から受ける。 同年 11 月 1 日 AIU より、池田選手に対して正式にアンチ・ドーピング規則違反として立件する旨および本件が最終的に解決されるまでの間の暫定的資格停止処分が下ったことが通知され、同時に本連盟に報告される。 2.本件に対する本連盟の対応 本連盟は、今後池田選手が AIU への暫定的資格停止処分の取り消しを求める申し立てにおいて認められた権利を行使するための手続きを、競技団体として支援してまいります。 なお、本連盟は、スポーツ界におけるドーピングを撲滅するための活動を全面的に支持するとともに、クリーンで公正なスポーツを守るために関連機関と連携のうえ、アンチ・ドーピング活動を引き続き積極的に実施してまいります。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.26
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.26
ゲティチ1時間3分08秒で世界記録にあと16秒 男子はケジェルチャ58分02秒、アルムグレンが欧州記録/バレンシアハーフ
バレンシアハーフマラソンが10月26日、スペインの同地で行われ、女子ではA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分08秒で2連覇した。 この記録は世界歴代2位の自己記録(1時間3分04秒)に続く、歴代パフォーマンス3位。ゲティチ […]
2025.10.26
走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー
仲間、友人たちに見守られ最後の試合に臨んだ仲野春花が綴った思い この投稿をInstagramで見る 仲野春花 Haruka Nakano(@___hrhn)がシェアした投稿
2025.10.26
ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩
◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠まほろば競歩/1周1.0kmの周回) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が行われ、ハーフマラソン競歩は男子が逢坂草太朗( […]
2025.10.26
最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 白熱のシード争い。そ […]
2025.10.26
前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 連覇を狙った立命大は […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望