HOME 国内

2024.10.17

女子800mの北村夢が今季限りで引退表明 日本選手権2連覇、2018年アジア大会代表 10月27日がラストレース
女子800mの北村夢が今季限りで引退表明 日本選手権2連覇、2018年アジア大会代表 10月27日がラストレース

北村夢(24年アスレチックス・チャレンジカップ)

女子800mの北村夢(エディオン)が10月16日、自身のSNSを更新し、今季限りでの引退を表明した。

東京都出身で現在28歳の北村。矢口中時代は全中、東京高ではインターハイに出場すると、日体大在学中は2年時の2015年日本選手権で2位に入った。4年時には17年日本選手権を初制覇したほか、日本インカレでは2分00秒92をマークして優勝。これは現在の学生記録で、当時の日本歴代2位(現・歴代3位)の好記録だった。この年は愛媛国体でも成年400mと800mとの2冠に輝いている。

広告の下にコンテンツが続きます

大学卒業後、実業団1年目の18年は日本選手権で2連覇を達成。ジャカルタ・アジア大会日本代表に選ばれ、4位に入っている。しかし、社会人になってからはケガやオーバートレーニング症候群に苦しんだ。

不調に苦しみながらも、毎シーズン試合には出場。今季は日本選手権や先日の佐賀国民スポーツ大会に出場。9月下旬のアスレチックスチャレンジカップでは3位に入っていた。

北村は「今シーズンをもちまして、実業団選手として一線を退くことを決めていました。16年間の陸上人生は順風満帆ではなかったけれど、どの瞬間も出会いも私にとってすべてが財産です」とつづり、10月27日の日体大競技会が現役ラストレースとしている。

女子800mの北村夢(エディオン)が10月16日、自身のSNSを更新し、今季限りでの引退を表明した。 東京都出身で現在28歳の北村。矢口中時代は全中、東京高ではインターハイに出場すると、日体大在学中は2年時の2015年日本選手権で2位に入った。4年時には17年日本選手権を初制覇したほか、日本インカレでは2分00秒92をマークして優勝。これは現在の学生記録で、当時の日本歴代2位(現・歴代3位)の好記録だった。この年は愛媛国体でも成年400mと800mとの2冠に輝いている。 大学卒業後、実業団1年目の18年は日本選手権で2連覇を達成。ジャカルタ・アジア大会日本代表に選ばれ、4位に入っている。しかし、社会人になってからはケガやオーバートレーニング症候群に苦しんだ。 不調に苦しみながらも、毎シーズン試合には出場。今季は日本選手権や先日の佐賀国民スポーツ大会に出場。9月下旬のアスレチックスチャレンジカップでは3位に入っていた。 北村は「今シーズンをもちまして、実業団選手として一線を退くことを決めていました。16年間の陸上人生は順風満帆ではなかったけれど、どの瞬間も出会いも私にとってすべてが財産です」とつづり、10月27日の日体大競技会が現役ラストレースとしている。

北村夢 現役引退を報告するSNS

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top