HOME 大学

2024.10.17

早大競走部が新体制発表 井上直紀が第111代主将に 駅伝主将は山口智規 女子主将は大川寿美香「One早稲田」でトップを取る
早大競走部が新体制発表 井上直紀が第111代主将に 駅伝主将は山口智規 女子主将は大川寿美香「One早稲田」でトップを取る

山口智規、井上直紀、大川寿美香

早大競走部は10月16日に更新したSNSで、幹部交代式の実施と新体制を発表した。第111代の主将には、男子短距離の井上直紀が就任した。

3年生の井上は群馬県出身。100mを専門としており、群馬南中3年時に行われた2018年全中を制している。高崎高3年時の21年インターハイでは2位。昨年は、日本学生個人選手権1位、関東インカレ1部2位の成績を残した。今季の日本インカレは2位に終わったものの、10秒13の自己ベストをマーク。4×100mリレーではアンカーを務め、14年ぶりの学生新記録となる38秒45を打ち立てて、優勝に貢献した。

駅伝主将は男子長距離の山口智規が務める。山口は千葉・銚子二中、福島・学法石川高出身。昨年の上尾ハーフマラソンで早大記録を13年ぶりに更新する1時間1分16秒をマークした。また、今年の箱根駅伝2区では、渡辺康幸(現・住友電工監督)が持っていた大学記録を29年ぶりに17秒更新する1時間6分31秒で駆け抜けている。

広告の下にコンテンツが続きます

女子主将に就任したのは400mハードルが専門の大川寿美香。東京・三田国際中・高の出身で、21年インターハイでは3位。昨年の日本インカレでは2位の実績を持つ。

111代目のスローガンについては「One早稲田」と発表。「早稲田が一丸となって総合優勝や自己ベストの更新を目指す強い意志が込められています。111代という1の並ぶ代で我々はトップを取ります」と決意をつづっている。

1914年(大正3)に創部した早大競走部。三段跳でオリンピック日本人初の金メダル獲得となった織田幹雄をはじめ、南部忠平、西田修平らが名門への礎を築いた。戦後も種目を問わず日本陸上界の名選手を次々と輩出し、パリ五輪代表では男子10000mの太田智樹(トヨタ自動車)、男子マラソンの大迫傑(Nike)、男子やり投のディーン元気(ミズノ)、男女混合競歩リレーの髙橋和生(ADワークスグループ)がOB。箱根駅伝には1920年の第1回大会から出場している。

早大競走部は10月16日に更新したSNSで、幹部交代式の実施と新体制を発表した。第111代の主将には、男子短距離の井上直紀が就任した。 3年生の井上は群馬県出身。100mを専門としており、群馬南中3年時に行われた2018年全中を制している。高崎高3年時の21年インターハイでは2位。昨年は、日本学生個人選手権1位、関東インカレ1部2位の成績を残した。今季の日本インカレは2位に終わったものの、10秒13の自己ベストをマーク。4×100mリレーではアンカーを務め、14年ぶりの学生新記録となる38秒45を打ち立てて、優勝に貢献した。 駅伝主将は男子長距離の山口智規が務める。山口は千葉・銚子二中、福島・学法石川高出身。昨年の上尾ハーフマラソンで早大記録を13年ぶりに更新する1時間1分16秒をマークした。また、今年の箱根駅伝2区では、渡辺康幸(現・住友電工監督)が持っていた大学記録を29年ぶりに17秒更新する1時間6分31秒で駆け抜けている。 女子主将に就任したのは400mハードルが専門の大川寿美香。東京・三田国際中・高の出身で、21年インターハイでは3位。昨年の日本インカレでは2位の実績を持つ。 111代目のスローガンについては「One早稲田」と発表。「早稲田が一丸となって総合優勝や自己ベストの更新を目指す強い意志が込められています。111代という1の並ぶ代で我々はトップを取ります」と決意をつづっている。 1914年(大正3)に創部した早大競走部。三段跳でオリンピック日本人初の金メダル獲得となった織田幹雄をはじめ、南部忠平、西田修平らが名門への礎を築いた。戦後も種目を問わず日本陸上界の名選手を次々と輩出し、パリ五輪代表では男子10000mの太田智樹(トヨタ自動車)、男子マラソンの大迫傑(Nike)、男子やり投のディーン元気(ミズノ)、男女混合競歩リレーの髙橋和生(ADワークスグループ)がOB。箱根駅伝には1920年の第1回大会から出場している。

第111代の幹部が並んだ早大競走部のSNS

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.06

北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

11月5日、北照高は2026年春から陸上部において駅伝チームの強化を本格的にスタートすることを発表した。 北照高は北海道小樽市に校舎を置く私立高。野球部は甲子園に春夏あわせて10回出場を数える強豪として知られる。スキー部 […]

NEWS 全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

NEWS 神戸マラソンの招待選手発表 荒生実慧、平田幸四郎らがエントリー 21年パリ優勝のロティッチも参戦

2025.11.05

神戸マラソンの招待選手発表 荒生実慧、平田幸四郎らがエントリー 21年パリ優勝のロティッチも参戦

11月5日、神戸マラソンの主催者は16日に開催される神戸マラソン2025の招待選手を発表した。 国内からは、8月末のシドニーで2時間7分42秒の6位に入った荒生実慧(NDソフト)がエントリー。前回大会で日本人トップの4位 […]

NEWS 日本陸連と広島テレビ放送が 「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を締結

2025.11.05

日本陸連と広島テレビ放送が 「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を締結

11月5日、日本陸連は広島テレビ放送株式会と「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を結んだことを発表した。陸上競技を通じて人と人をつなぎ、すべての人が心身ともに健やかで、自分らしく生 […]

NEWS 仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」

2025.11.05

仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」

仙台国際ハーフマラソン大会実行委員会は、2026年大会の日程が5月10日に決まったと発表した。定員は10,000人とし、エントリーは11月18日から順次開始される。 国内主要ハーフマラソン6大会が連携する「ジャパンプレミ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top