2024.10.15
女子やり投で今夏のパリ五輪で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が10月15日、北海道旭川市で母校を訪問した。
旭川東高をスタートに、午後は北海道教育大附属旭川小・幼稚園、中学校と母校を順番に訪れた。
北口自らトレーナーや栄養士など支えてくれた『チーム北口』を壇上に呼んで「サポートしてくださっている方々」と紹介し、「会社の方々を含め、1人では取れなかった金メダル」と仲間の大切さを伝える。
道内屈指の進学校である旭川東高。進学を目指す後輩たちへ「私が受験のことをえらそうに言える立場ではありませんが」と前置きした上でこんなメッセージを贈った。
「みなさんも夢を持っていると思います。私はこの高校で初めてやり投を見て、初めて触れて、今、オリンピックの金メダリストになりました。夢は途中で変わっても焦る必要は全然ありません。本当に自分がやりたいことをするのが人生を楽しく過ごせる一番の秘訣。たまにはゆっくり休んで、心も身体も健康にいることが、夢を叶えるために大事だと思います。夢に向かって頑張ってください」
卒業してから初めて幼稚園・小学校も訪れ、園児からは手作りの大きな金メダルがプレゼントされた。
この日は元々予定になかったが、北口たっての希望で五輪金メダルだけではなく、表彰式で手渡されたポスターやマスコットのぬいぐるみ、着用したユニフォームとスパイク、そしてダイヤモンドリーグ・トロフィーも披露。さらに、こちらも北口側の意向でハイタッチで後輩たちをお見送りした。
さらにさらに、夕方には再び旭川東高に戻ると陸上競技部をサプライズ訪問。一緒に写真を撮ったり、じゃんけん大会でTシャツをプレゼントするなどし、後輩たちを激励した。
つかの間の帰省でもパレードや学校訪問など、多忙な日々を過ごすが、後輩たちの瞳の輝きと笑顔は、金メダリストに力を与えているようだった。
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