HOME 国内、大学

2024.09.20

400mフロレス・アリエが学生歴代3位の53秒03!「自分の走りに集中できた」/日本IC
400mフロレス・アリエが学生歴代3位の53秒03!「自分の走りに集中できた」/日本IC

24年日本インカレ女子400mで優勝したフロレス・アリエ(日体大)

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目

日本インカレの2日目に行われた女子400mは、フロレス・アリエ(日体大)が学生歴代3位の53秒03をマークして初優勝を飾った。

スタートから飛び出したのは安達茉鈴(園田学園女大)。「200mで並んだのですが、ラストは向かい風が強かったのでできるだけピタッとついていこう」と冷静にレースを進めたフロレスは、「残り50mで抜けました」と勝利を確信。「最後まで自分の走りに集中できました」。53秒03は「ずっと目標にしていた」という広沢真愛の持つ日体大記録(53秒27)を塗り替えた。

広告の下にコンテンツが続きます

「53秒8、9くらいかと思っていたのでビックリ。52秒台を目標にしようと思えました」と笑顔を見せる。今季は100mでも11秒73、200mで23秒73と自己記録を大幅に更新。持ち味のスピードを生かしつつ「400mに慣れてきました」と、力の使い方も巧みになった。それでも「出し切った感じはなかったのでもうちょっと前半から行ければ、(ラストも)楽にいけそうです」と大きな手応えをつかんだ。

日本育ちだが、父がペルーと日本、母はイタリアとペルーにルーツを持ち、現在は日本国籍を申請中で日本選手権には出場できなかった。

200mと両リレーを控え、「またゼロから気持ちを作り直したい」とフロレス。総合V4を狙うために大車輪の活躍を見せる。

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目 日本インカレの2日目に行われた女子400mは、フロレス・アリエ(日体大)が学生歴代3位の53秒03をマークして初優勝を飾った。 スタートから飛び出したのは安達茉鈴(園田学園女大)。「200mで並んだのですが、ラストは向かい風が強かったのでできるだけピタッとついていこう」と冷静にレースを進めたフロレスは、「残り50mで抜けました」と勝利を確信。「最後まで自分の走りに集中できました」。53秒03は「ずっと目標にしていた」という広沢真愛の持つ日体大記録(53秒27)を塗り替えた。 「53秒8、9くらいかと思っていたのでビックリ。52秒台を目標にしようと思えました」と笑顔を見せる。今季は100mでも11秒73、200mで23秒73と自己記録を大幅に更新。持ち味のスピードを生かしつつ「400mに慣れてきました」と、力の使い方も巧みになった。それでも「出し切った感じはなかったのでもうちょっと前半から行ければ、(ラストも)楽にいけそうです」と大きな手応えをつかんだ。 日本育ちだが、父がペルーと日本、母はイタリアとペルーにルーツを持ち、現在は日本国籍を申請中で日本選手権には出場できなかった。 200mと両リレーを控え、「またゼロから気持ちを作り直したい」とフロレス。総合V4を狙うために大車輪の活躍を見せる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top