東京世界選手権開幕まであと1年となった9月13日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。
セレモニーに出席した女子100mハードルの寺田明日香(ジャパンクリエイト)は「(無観客開催だった)東京五輪ではみなさんに直接観てもらえなかった。今回はいろいろな人たちに観てもらえる機会になれば」と、大会への思いを語った。
自身は、左足アキレス腱の痛みを抱えたシーズンを過ごし、パリ五輪代表入りは果たせなかった。そろって準決勝に出場した福部真子(日本建設工業)、田中佑美(富士通)の走りを「頑張れー! と言いながら観ていた」と言う。
一度は離れた陸上に復帰し、東京五輪を集大成と考えていたが、1年1年、身体の状態を見ながら競技を継続。「パリ五輪を目指してやってきた」。その出場が叶わず、引退も心によぎる。そのため、来年の東京世界陸上を目指すかどうかは「まだ決めていません」。
それでも、「このままフワッと辞めていくのは心残り」があるし、「いろいろな方々に感謝を伝えきれていない」思いもある。
「ちょっとずつ身体を動かそうとはなっているので、これから20%、30%、40%とじわじわ上がってくればいいかな。選手としてのクオリティを出せるかどうかもわからないけど、陸上を楽しみながら目標を作っていければ」
今季は1試合に登録しているが、「まずは身体を万全にしないといいトレーニングもできないし、試合に向かう気落ちも整ってこない。パリ五輪に向けてできなかったことを反省し、それを生かして身体作りをしていきたい」と話した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.10
日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去 53歳 箱根駅伝のスタート、フィニッシュ実況も担当
-
2025.11.10
-
2025.11.09
-
2025.11.09
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.10
ニューイヤー駅伝 シード制と統一予選会導入へ! 実業団駅伝の活性化目指し2027年から実施
11月10日、一般社団法人日本実業団陸上競技連合は、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)において、2027年の第71回大会からのシード制導入、および最短で2027年秋から統一予選会の実施を決定したと発表した。 連合で […]
2025.11.10
日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去 53歳 箱根駅伝のスタート、フィニッシュ実況も担当
日本テレビは11月10日、菅谷大介アナウンサーが8日に亡くなったことを発表した。53歳。 菅谷アナは千葉県出身。1997年に入社し、ニュースやバラエティ番組に出演。スポーツ中継にも携わり、2002年からは箱根駅伝でも実況 […]
2025.11.10
七種競技東京五輪銀メダリストのフェッターが引退を表明 世界選手権でも2度のメダル「家族、チーム、ファンの皆さんに感謝します」
女子七種競技東京五輪銀メダリストのA.フェッター(オランダ)が自身のSNSで引退を表明した。 フェッターは現在32歳。17年のロンドン世界選手権で銅メダルを獲得し、19年のドーハでは途中棄権となったが22年オレゴン世界選 […]
2025.11.10
AIUがロシアの組織的なドーピング行為の調査完了 新たに12人が処分受ける
11月8日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、ロシアの12選手に対してドーピング違反による処分を科したことを発表した。対象には、女子800mで2012年世界室内選手権5位のY […]
2025.11.10
3000m障害パリ五輪金・ヤヴィが今季ツアー初勝利 第2戦では17歳チェプキルイがV/WAクロカンツアー
11月9日、スペイン・セビリアで世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第3戦のイタリカ国際クロスカントリーが開催され、女子(9.3km)では3000m障害パリ五輪金メダリストのW.ヤヴィ(バーレーン)が28分5 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望