HOME 駅伝

2024.09.07

順大・澤木啓祐氏が名誉総監督を退任 本人の申し出を受け
順大・澤木啓祐氏が名誉総監督を退任 本人の申し出を受け

9月6日、順天堂大学スポーツ健康科学部はホームページに「順天堂大学陸上競技部に関する報道について」と題したリリースを公開。同大学陸上部名誉総監督の澤木啓祐氏が退任することが発表された。

この件は、一部報道で同大学陸上部指導者の不適切な言動が記された匿名の文書が確認されたと報じられたことが発端。大学側が調査委員会を設置し、調査に乗り出していた。

広告の下にコンテンツが続きます

報道では6月26日の練習において、澤木氏が「給水不要」という指示があったと伝えられていたが、これを事実と認定。ただし、実際には駅伝監督やスタッフによって給水が行われていたことも確認されたという。

しかしながら、1人の選手が熱中症による体調不良を訴えて救急搬送される事態となり、大学側も「安全面での配慮が不十分であったと認識しており、本学としても誠に遺憾に思っております」としている。

現時点で「匿名文書」に記された被害者とされる者からのハラスメントを訴える申し出はないものの、大学は本件に関して澤木氏に調査結果を伝えたところ、澤木氏自身から名誉総監督を退任し、指導から退くと申し出があったという。

順天堂大学は「今後も学生が安全かつ健全な環境でスポーツに取り組めるよう、再発防止策を徹底し、指導者への教育を強化してまいります」とコメント。「関係者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

9月6日、順天堂大学スポーツ健康科学部はホームページに「順天堂大学陸上競技部に関する報道について」と題したリリースを公開。同大学陸上部名誉総監督の澤木啓祐氏が退任することが発表された。 この件は、一部報道で同大学陸上部指導者の不適切な言動が記された匿名の文書が確認されたと報じられたことが発端。大学側が調査委員会を設置し、調査に乗り出していた。 報道では6月26日の練習において、澤木氏が「給水不要」という指示があったと伝えられていたが、これを事実と認定。ただし、実際には駅伝監督やスタッフによって給水が行われていたことも確認されたという。 しかしながら、1人の選手が熱中症による体調不良を訴えて救急搬送される事態となり、大学側も「安全面での配慮が不十分であったと認識しており、本学としても誠に遺憾に思っております」としている。 現時点で「匿名文書」に記された被害者とされる者からのハラスメントを訴える申し出はないものの、大学は本件に関して澤木氏に調査結果を伝えたところ、澤木氏自身から名誉総監督を退任し、指導から退くと申し出があったという。 順天堂大学は「今後も学生が安全かつ健全な環境でスポーツに取り組めるよう、再発防止策を徹底し、指導者への教育を強化してまいります」とコメント。「関係者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top