◇第102回箱根駅伝(1月2、3日:神奈川・箱根町~東京・大手町往復/10区間217.1km)
第102回箱根駅伝が行われ、青学大が10時間37分34秒で3年連続9度目の総合優勝を成し遂げた。継続では最長だった20年連続のシード権獲得中だった東洋大は10時間56分27秒で14位となり、連続シードがストップした。
「1区は本当に良い流れでしたが、2区以降は厳しい展開のまま終わってしまった駅伝になってしまいました。流れを立て直す力がないと言えばそれまでですが、高速化の駅伝の中で、思い切った入りと、それを押し通していく度胸がある選手たち育成しないと勝負にならない。こういう結果になったわけですので、真摯に受け止めて立て直ししていきたいと思います」と酒井俊幸監督は神妙な面持ちで語った。
1区の松井海斗(2年)が区間3位と好スタートを切ったが、「12月の練習が一番良かった」と酒井監督が信じて送り出した2区の西村真周(4年)が区間19位のブレーキで17位に転落。3区の迎暖人(2年)が区間10位、4区の緒方零那斗(4年)が区間9位とまずまずの走りを見せたものの、「ストロングポイントで考えていた」(酒井監督)という前回経験者の5区・宮崎優(2年)が前回よりも1分以上遅い区間15位と振るわず、往路を10位の東海大と2分45秒差の15位で往路を終えた。
復路も9区までは7区・濱中尊(3年)の区間8位が最高成績。9区も区間19位と苦しい走りになり、最後までシード権に絡むことはできなかった。
前回は4校による8~11位争いを経験した2年連続10区の薄根大河(3年)も「シード権のラインまで追いつきたかった」と区間6位の走りで懸命の追い上げを見せるも順位を15位から14位に上げるのが精一杯。2006年の82回大会から続いてきた記録が途切れる形となった。
過去4回の優勝を誇る東洋大も前々回は10位、前回は9位と苦戦。今季は全日本大学駅伝の出場を18年ぶりに逃している。箱根では5位以内を目指していたが、最後まで悪い流れを断ち切ることができなかった。
次回は予選会からの再スタート。酒井監督は選手として予選会を走った経験があるが、監督としては初めて臨むことになる。
「予選会を勝ち上がるくらいの気持ちを持っていかないとチームは変わっていかないと思いますので、こういう機会を良い意味に捉えた上で発展していきたいと思います」と語った酒井監督。この屈辱が鉄紺を再生する劇薬となるだろうか。
文/馬場遼
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