◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)1日目
パリ五輪・陸上競技の1日目に行われた男子20km競歩で、池田向希(旭化成)が1時間19分41秒で7位、古賀友太(大塚製薬)が1時間19分50秒で8位と入賞を果たした。
前回、東京五輪で銀メダルに輝いた池田。「2大会連続メダルを目標に掲げてきた3年間。メダルは特別なので届かなかった悔しさもありますが、連続入賞は最低限の結果」とすがすがしい表情を浮かべ、35km競歩がなくなったことで「強力な選手が集まって、ある意味で最強の選手を決める戦い。その中で自分の実力が7番目だった」と話す。
雷雨で30分スタートが遅れた同種目。序盤は大きな集団で進むなか、日本勢は濱西諒(サンベルクス)を含めてじっくりとレースを進める。「ラスト5km勝負になると予想していたのでプラン通り」と池田。「15kmまでいかに体力を残せるか」と思い描いていた。
レースが動いた残り3kmがメダル争いの分岐点。「そこに加わりたかった」が、細かな削り合いで徐々に体力がそがれていた。ただ、最後までしっかり入賞ラインを確保してみせた。
来年は東京世界選手権、さらにはロス五輪も見据える池田。「1年、同じように準備して、メダルを取り返したい。ここから4年、さらに成長したい。パリ大会を通過点に、いつかパリの経験があったからと思えるような競技人生になれば」。
昨年のブダペスト世界選手権では入賞ゼロだった男子20km競歩。王国復活へ。新たな歴史を刻むための一歩がパリから始まる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]
2025.11.19
全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]
2025.11.19
マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」
神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]
2025.11.19
岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝
12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025