HOME 国内、五輪

2024.07.18

三浦龍司が五輪前に自信深めるレース「クオリティーの高いものができている。メダルが大きな目標」/ホクレンDC深川
三浦龍司が五輪前に自信深めるレース「クオリティーの高いものができている。メダルが大きな目標」/ホクレンDC深川

24年ホクレンDC深川大会男子5000mに出場した三浦龍司(中央)

夏の北海道を舞台とする中長距離のレースシリーズ、ホクレン・ディスタンスチャレンジ(DC)の第4戦深川大会が7月17日に開催され、男子3000m障害の日本記録(8分09秒91)保持者でパリ五輪代表の三浦龍司(SUBARU)が、オリンピック本番を前に5000mで足慣らしをした。

5000mA組に登場した三浦。13分40秒に設定された赤いペーシングライトに合わせるように第2集団でレースを進め、プラン通りに快調にペースを刻んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

「今回はラスト1000mのビルドアップに注力して走っていた」

こう振り返るように、残り1000mを切ると、ペースメーカーをも抜き去ってペースアップ。ペーシングライトも、1000mごとのラップがそれまでの2分44秒~46秒から最後は2分40秒まで上がる設定になっていたが、三浦のペースアップはそれ以上だった。

ラスト1000mは2分32秒でカバー。特にラスト400mは60秒を切る圧巻のスパートだった。そして、13分31秒61で日本人トップの6位に食い込む。「レース展開も良くて、手応えのあるレースができたんじゃないかなと思います」。パリ五輪に向けて順調ぶりを示した。

三浦は7位入賞を果たした21年の東京五輪の前も、6位に入った昨夏のブダペスト世界選手権の前も、ホクレンDC第4戦の5000mに出場。そのあと、世界の舞台に挑んで好成績を収めた。今回も過去と同じようなスケジュールだ。

「(東京五輪やブダペスト世界選手権の前と)重なるところはあるので、ある程度なぞった上で、クオリティーの高いものができています。自信を持っていいのかなと思います」と三浦。「パリ五輪はメダルが大きな目標。そこに向けて、努力はしてきたつもりなので、それが最終的に走りにつながってくれればいいなと思います。今回のレースは弾みになったんじゃないかなと思います」と、いっそう自信を深めていた。

この後は最終調整を行うが、セルジー(フランス)での事前合宿には参加せずに、8月を迎えてから選手村に入る予定だ。

東京五輪から三浦は国際舞台で実績を重ねてきた。今季も、7月7日のダイヤモンドリーグ第8戦パリ大会では3000m障害で自己3番目の8分10秒52を出して7位に入っている。「勢い任せで、恐れ知らずだった」という3年前とは、心構えが明らかに違う。

これまで数々の“史上初”の偉業を成し遂げてきたが、パリでも“史上初”に期待したい。

文・写真/和田悟志

夏の北海道を舞台とする中長距離のレースシリーズ、ホクレン・ディスタンスチャレンジ(DC)の第4戦深川大会が7月17日に開催され、男子3000m障害の日本記録(8分09秒91)保持者でパリ五輪代表の三浦龍司(SUBARU)が、オリンピック本番を前に5000mで足慣らしをした。 5000mA組に登場した三浦。13分40秒に設定された赤いペーシングライトに合わせるように第2集団でレースを進め、プラン通りに快調にペースを刻んだ。 「今回はラスト1000mのビルドアップに注力して走っていた」 こう振り返るように、残り1000mを切ると、ペースメーカーをも抜き去ってペースアップ。ペーシングライトも、1000mごとのラップがそれまでの2分44秒~46秒から最後は2分40秒まで上がる設定になっていたが、三浦のペースアップはそれ以上だった。 ラスト1000mは2分32秒でカバー。特にラスト400mは60秒を切る圧巻のスパートだった。そして、13分31秒61で日本人トップの6位に食い込む。「レース展開も良くて、手応えのあるレースができたんじゃないかなと思います」。パリ五輪に向けて順調ぶりを示した。 三浦は7位入賞を果たした21年の東京五輪の前も、6位に入った昨夏のブダペスト世界選手権の前も、ホクレンDC第4戦の5000mに出場。そのあと、世界の舞台に挑んで好成績を収めた。今回も過去と同じようなスケジュールだ。 「(東京五輪やブダペスト世界選手権の前と)重なるところはあるので、ある程度なぞった上で、クオリティーの高いものができています。自信を持っていいのかなと思います」と三浦。「パリ五輪はメダルが大きな目標。そこに向けて、努力はしてきたつもりなので、それが最終的に走りにつながってくれればいいなと思います。今回のレースは弾みになったんじゃないかなと思います」と、いっそう自信を深めていた。 この後は最終調整を行うが、セルジー(フランス)での事前合宿には参加せずに、8月を迎えてから選手村に入る予定だ。 東京五輪から三浦は国際舞台で実績を重ねてきた。今季も、7月7日のダイヤモンドリーグ第8戦パリ大会では3000m障害で自己3番目の8分10秒52を出して7位に入っている。「勢い任せで、恐れ知らずだった」という3年前とは、心構えが明らかに違う。 これまで数々の“史上初”の偉業を成し遂げてきたが、パリでも“史上初”に期待したい。 文・写真/和田悟志

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.05.08

セイコーGGP3000mに森凪也、矢田みくにがエントリー 田中希実は1500mにも登録 海外勢ではやり投・ヴァドレイヒが出場

日本陸連は5月8日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)のエントリー選手の第7弾を発表した。 昨年の世界選手権代表では男子5000mに出場した森凪也(Honda)が3000mにエントリ […]

NEWS 6月20日に東京で「GINZA MILE」が開催 ナイキプロデュースの公認レース

2026.05.08

6月20日に東京で「GINZA MILE」が開催 ナイキプロデュースの公認レース

ナイキは5月8日、公認1マイルレースの「GINZA MILE」を6月20日に東京・銀座で開催することを発表した。 コースはかつて高速道路として使用されていた、東京高速道路(KK線)の日本陸連公認コースが設定され、大会は世 […]

NEWS いざ滋賀インターハイへ、都府県大会が開幕!東京、栃木、山梨、神奈川など皮切りに6月上旬まで開催

2026.05.08

いざ滋賀インターハイへ、都府県大会が開幕!東京、栃木、山梨、神奈川など皮切りに6月上旬まで開催

7月の滋賀インターハイ(7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)を目指し、都府県大会がスタートした。 インターハイ(全国高校陸上競技対校選手権)は、5月上旬から6月上旬までの都府県大会を経て、6月中旬の地区 […]

NEWS 女子走幅跳、三段跳メダリスト・ムーアが右脚手術 今季は治療に専念

2026.05.08

女子走幅跳、三段跳メダリスト・ムーアが右脚手術 今季は治療に専念

女子走幅跳・三段跳ののJ.ムーア(米国)が、右脚の手術を受けたことを自身のSNSで報告した。手術は1週間前に行われ、「目標に一歩近づけるよう支えてくれた執刀医とチームに感謝します」と投稿した。 ムーアはパリ五輪で走幅跳、 […]

NEWS 関西実業団選手権に前回100mVの小池祐貴、多田修平らが登録 女子5000mには新谷仁美が出場予定

2026.05.07

関西実業団選手権に前回100mVの小池祐貴、多田修平らが登録 女子5000mには新谷仁美が出場予定

関西実業団連盟は5月7日までに、第70回関西実業団選手権(5月23日~25日/たけびしスタジアム京都)のエントリーリストを発表した。 男子100mでは前回大会初優勝を飾った小池祐貴(住友電工)が今年もエントリー。ケガから […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年5月号 (4月14日発売)

2026年5月号 (4月14日発売)

2026シーズン展望
中距離特集ほか

page top