◇日本学生個人選手権(6月14日~16日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
“学生ナンバーワン”を決める日本学生個人選手権の2日目が行われ、男子100m準決勝で栁田大輝(東洋大)が9秒97(+3.5)をマークした。惜しくも追い風参考ながら自身初の9秒台で、日本人で追い風参考を含めて7人目の9秒台(※電動計時のみ)で、追い風参考を含めた日本歴代5位となる。
2017年にはこの大会、この競技場で多田修平(関学大、現・住友電工)が9秒94(+4.5)をマーク。今回も“湘南の風”に乗ってグイグイを加速していった栁田が、フィニッシュ後、タイマーを確認すると思わず天を仰いだ。
「マジか…」
惜しくも3.5mの追い風参考記録だったが、圧巻の走りで会場がどよめいた。
「感覚は悪くなかったです。風にやられました。初めて9秒台を出せましたが、公認になってほしかたです」と悔しがる栁田。レース自体は「最近の課題だったスタートから飛び出せた」と収穫を得た様子だった。
栁田は昨年と今年に出した10秒02が公認のベスト。昨年はブダペスト世界選手権に出場して準決勝に進んだ。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)には届いていないが、ワールドランキング(Road to Paris)では出場権獲得圏内におり、来週の日本選手権で2位以内に入ればパリ五輪代表に大きく前進する。
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