2024.06.05
日本陸連は6月5日に第91回理事会を開き、来年の東京世界選手権における競歩種目の日本代表の選考方針について承認を得た。
種目は男女の20kmと35kmで、世界陸連(WA)はすでに参加標準記録を発表。20kmは男子が1時間19分20秒、女子は1時間29分00秒、35kmは男子は2時間28分00秒、女子は2時間48分00秒となっている。
なお、パリ五輪メダリスト(※複数の場合は日本人最上位)が東京世界選手権に内定することがすでに発表されているが、競歩種目においては「内定は行わない」ことを決めた。
これについて、山崎一彦・強化委員長は前提として「オリンピックでひと区切りということで、新しく次の強化がスタートする」という考えを示し、「競歩に関してはマラソンと違って種目特性として年間数レースできる、ということもあり一度リセットする」と理由について説明した。
選考競技会は35kmが今年10月27日の第108回日本選手権35km競歩(山形・高畠)、20kmは来年2月16日の第108回日本選手権20km競歩(兵庫・神戸)が対象となるが、「24年度、25年度の競技日程が確定した後に追加することがある」とした。
選考競技会について、過去の35km競歩の日本選手権は全日本競歩輪島大会で行われてきたが、今年1月に発生した能登半島地震の影響により、まだ開催のメドが立たない状況。それもあり、10月の高畠競歩で35km競歩の日本選手権を開催。選考競技会として設定する方向で承認された。今後、東京世界選手権の参加資格が明確にWAから発表され次第、内定条件を定める。
東京世界選手権は2025年9月13日(土)から21日(日)まで、東京・国立競技場を舞台に行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
-
2025.11.07
-
2025.11.07
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]
2025.11.08
女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会
11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]
2025.11.08
中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場
11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]
2025.11.08
中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生 中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝
中国実業団連盟は11月8日、第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 前回大会で3年ぶりの優勝を果たした中電工は、優勝の立役者となった北村惇生を2年連続でエース区間の6区(19km)に登録した […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望