HOME 国内、大学

2024.05.12

男子1部5000m日本人トップは東海大・兵藤ジュダ!自己新13分49秒98「これを弾みにしたい」/関東IC
男子1部5000m日本人トップは東海大・兵藤ジュダ!自己新13分49秒98「これを弾みにしたい」/関東IC

関東インカレ5000mで日本人トップの3位を占めた兵藤ジュダ

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目

関東インカレの最終日が行われ、男子1部5000mはヴィクター・キムタイ(城西大4)が13分37秒62で、シャドラック・キップケメイ(日大2)との競り合いを制し、チームを1部残留に導く優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

日本人トップの3位争いも混戦となり、ラスト1周で前に出た兵藤ジュダ(東海大3)が、同学年の山口智規(早大)の追い上げを0.14秒差でかわす13分49秒98の自己新で制した。

2日前に予定されていた予選がなくなり、40人の一発決勝に。「人数が多かったので難しかったですが、前のほうでレースをしようと思っていました。上がったり下がったりしたところはあったけど、うまくはまったと思います」。残り4周で1年生の岡田開成(中大)、残り2周からは武田和馬(法大4)が仕掛ける中で冷静に対応し、ラスト1周、残り300mの2段階でスパートして逃げ切った。

静岡・東海大翔洋高3年時にインターハイ800m優勝、1500m2位の実績を残しているが、距離を延ばしつつある大学では「思うような結果がなかなか出せませんでした」。日本人トップについては「素直にうれしいですし、これを弾みにしたい」と振り返る。

初日の10000mでは同期の花岡寿哉が、レースの主導権を握る場面を作って5位に入賞。その走りに、チームメイトとして頼もしく、ライバルとしては大きな刺激を受けた。「勝ちにこだわる」をスローガンに掲げるチームに合って、「ここで日本人を相手に勝つというのは大きい」と胸を張る。

広告の下にコンテンツが続きます

1区を走った今年の箱根駅伝後は、体調不良やケガなどで継続したトレーニングをなかなか積めなかった。その中でも、臀部を中心とした補強に取り組んだという。3月中旬からトレーニングも流れに乗っているが、「腰高のフォームになっていきています」と効果を実感。それまで多かった膝下のケガもなくなり、「タイムはまだまだ伸ばせる」と手応えを感じている。

「5000mは13分30秒切り、10000mは27分台を出したい」と兵藤。花岡とともに、「チームの勢いをつけられるようにしていきたい」と意気込みを語った。

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目 関東インカレの最終日が行われ、男子1部5000mはヴィクター・キムタイ(城西大4)が13分37秒62で、シャドラック・キップケメイ(日大2)との競り合いを制し、チームを1部残留に導く優勝を飾った。 日本人トップの3位争いも混戦となり、ラスト1周で前に出た兵藤ジュダ(東海大3)が、同学年の山口智規(早大)の追い上げを0.14秒差でかわす13分49秒98の自己新で制した。 2日前に予定されていた予選がなくなり、40人の一発決勝に。「人数が多かったので難しかったですが、前のほうでレースをしようと思っていました。上がったり下がったりしたところはあったけど、うまくはまったと思います」。残り4周で1年生の岡田開成(中大)、残り2周からは武田和馬(法大4)が仕掛ける中で冷静に対応し、ラスト1周、残り300mの2段階でスパートして逃げ切った。 静岡・東海大翔洋高3年時にインターハイ800m優勝、1500m2位の実績を残しているが、距離を延ばしつつある大学では「思うような結果がなかなか出せませんでした」。日本人トップについては「素直にうれしいですし、これを弾みにしたい」と振り返る。 初日の10000mでは同期の花岡寿哉が、レースの主導権を握る場面を作って5位に入賞。その走りに、チームメイトとして頼もしく、ライバルとしては大きな刺激を受けた。「勝ちにこだわる」をスローガンに掲げるチームに合って、「ここで日本人を相手に勝つというのは大きい」と胸を張る。 1区を走った今年の箱根駅伝後は、体調不良やケガなどで継続したトレーニングをなかなか積めなかった。その中でも、臀部を中心とした補強に取り組んだという。3月中旬からトレーニングも流れに乗っているが、「腰高のフォームになっていきています」と効果を実感。それまで多かった膝下のケガもなくなり、「タイムはまだまだ伸ばせる」と手応えを感じている。 「5000mは13分30秒切り、10000mは27分台を出したい」と兵藤。花岡とともに、「チームの勢いをつけられるようにしていきたい」と意気込みを語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.08

ホクレンDC第4戦北見大会のエントリー発表 1500mに日本選手権Vの飯澤千翔、遠藤日向ら 男子5000mには五輪マラソン・ケニア代表ムティソも

日本陸連は7月8日、ホクレンディスタンス第4戦・北見大会(7月16日)のエントリー選手を発表した。 男子1500mでは5月のアジア選手権、7月の日本選手権では連覇を飾った飯澤千翔(住友電工)が登録。また、5000mでブダ […]

NEWS セイコーが東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念したミニスポーツタイマークロックを数量限定で発売!

2025.07.08

セイコーが東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念したミニスポーツタイマークロックを数量限定で発売!

セイコーウオッチは7月8日、東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念して、ゴールドカラーをまとった特別仕様のミニスポーツタイマークロックを8月1日より発売することを発表した。希望小売価格は5,500円(税込)、国内 […]

NEWS 広島インターハイのスタートリスト発表!! 久保凛は800m予選6組、1500m予選1組に登録 清水空跳は100m7組目 フィールド予選通過ラインも決定

2025.07.08

広島インターハイのスタートリスト発表!! 久保凛は800m予選6組、1500m予選1組に登録 清水空跳は100m7組目 フィールド予選通過ラインも決定

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 7月7日、広島インターハイの大会事務局は大会サイトでスタートリストならびに、フィールド種目の予選通過記録を発表した。 広告の下にコン […]

NEWS プーマから日本人の足に合わせたフィット感を実現した新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4」が登場!

2025.07.08

プーマから日本人の足に合わせたフィット感を実現した新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4」が登場!

プーマ ジャパンは、“弾む走りで、世界が広がる”をコンセプトとした新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4(ヴェロシティ ニトロ 4)」を、7月17 日よりプーマストア、公式オンラインストア、一部取扱い […]

NEWS 東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ

2025.07.07

東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ

9月13日~21日に東京・国立競技場で開かれる東京世界選手権のDAY1、DAY2、DAY8、DAY9の競技開始時間の一部が変更になった。7月1日に変更が加えられており、大会公式のSNSで7月7日に発表された。 最も大きな […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top