2024.05.12
◇木南記念(5月12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本GPシリーズG1の木南記念が行われ、女子走幅跳は日本記録(6m97)保持者の秦澄美鈴(住友電工)が優勝。3回目に6m72(+0.1)の大会新を樹立し、地元・大阪での試合に花を添えた。
1回目は6m51(+0.6)、2回目は6m50(+0.2)。少しずつ助走を改善すると、3回目のビッグジャンプに会場が沸いた。その後は助走の力みや脚の違和感もあり4回目に失敗跳躍(5m04/+0.4)のあと、5回目をパスして6回目をファウルで終えた。
「6m72は自分でも良い跳躍ができたと思います。イメージしている助走ができて、踏み切りもしっかりハマりました」と、久しぶりに笑顔が見られるジャンプだった。
昨年のアジア選手権を日本新で優勝し、世界選手権には2大会連続で出場。だが、その後は状態が上がらず、世界選手権、アジア大会ともに6m40台にとどまった。今季初戦だった兵庫リレーカーニバルでも6m39(-0.1)。雨だったとは言え、「助走速度は出ていたのにあの記録で、少し落ち込みました」。
ただ、そこから「助走の最後のイメージを変えて、駆け上がるようにしました」と修正。シーズン前から取り組んでいる「立つ、歩く」からの身体の使い方も徐々に習得し、助走から踏み切りまで噛み合いつつある。
すでにパリ五輪の参加標準記録(6m86)はクリアしており、6月の日本選手権で勝てば初五輪に内定。「今は緊張感もなく、自分の跳躍をちょっとでも良い形にするというところにフォーカスを置いています」。
この後は欧州に飛び、スロバキアで1試合、その後は台湾オープンと、海外で試合をこなす予定で、「アウェーでも楽しめるようなタフさも身につけたい」と話す。
地元とあって両親だけでなく、「両祖父母も久しぶりに来てくれたので、焼き付けて帰ってもらえたら」と、笑顔とビッグジャンプで応えた秦。海外経験を踏んで、一回り成長して6月の日本選手権を迎えそうだ。
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