HOME 国内、大学

2024.05.12

男子2部ハーフマラソン・太田蒼生が日本人トップの2位「復帰からは順調に」/関東IC
男子2部ハーフマラソン・太田蒼生が日本人トップの2位「復帰からは順調に」/関東IC

男子2部ハーフマラソンで日本人トップの2位に入った太田蒼生(青学大)

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目

関東インカレの最終日が行われ、男子2部ハーフマラソンはカマウ・パトリック(上武大)が1時間2分58秒で優勝し、太田蒼生(青学大)が6秒差で日本人トップの2位に入った。

「ラストで離されてしまいました。余裕を持たせるスパートしか掛けられなかった。悔しいというか、課題がある」。太田は開口一番、悔しさをにじませた。

留学生が5km、7km、10km付近で細かく揺さぶりをかけたことで、早い段階から先頭集団が絞られたレース。太田は「13、14kmで仕掛けるつもりだった」プランを変更し、残り5kmでペースを上げると、先頭争いはパトリックと高山豪起(國學院大)の3人に絞られる。

その後、高山が一時先頭に出たが、19km過ぎにサングラスを頭にかけた太田がペースアップ。しかし、パトリックが粘りを見せる。「そこで離したかったです。ついてきたので、トラックで仕掛けてくると思っていました」。

しかし、パトリックが20km過ぎで強烈なスパート。虚を突かれた太田は「準備していないところだったので、反応できませんでした」と淡々と振り返った。

今年1月の箱根駅伝では3区で史上2人目となる1時間切りを果たし、チームの2年ぶりの総合優勝に貢献。しかし、その後は左腰のケガに苦しみ、予定していた別府大分毎日マラソンなどを回避した。約1ヵ月半前から練習を再開し、「どちらかというと練習」のイメージで出場した4月の上海ハーフマラソン(中国)では1時間2分30秒で8位に入っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

「復帰からは順調にやってこられていると思います。(箱根と比べると)8割くらいです」と、着実に状態が高まってきている手応えもある様子だ。チーム全体はトラックで記録を狙っていく方針だというが、「走り込み期間を作って、夏を迎えたいと思います」ときっぱり。 今年は学生三大駅伝全ての出場を目指す“駅伝男”は、じっくりと秋に向けて仕上げていく。

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目 関東インカレの最終日が行われ、男子2部ハーフマラソンはカマウ・パトリック(上武大)が1時間2分58秒で優勝し、太田蒼生(青学大)が6秒差で日本人トップの2位に入った。 「ラストで離されてしまいました。余裕を持たせるスパートしか掛けられなかった。悔しいというか、課題がある」。太田は開口一番、悔しさをにじませた。 留学生が5km、7km、10km付近で細かく揺さぶりをかけたことで、早い段階から先頭集団が絞られたレース。太田は「13、14kmで仕掛けるつもりだった」プランを変更し、残り5kmでペースを上げると、先頭争いはパトリックと高山豪起(國學院大)の3人に絞られる。 その後、高山が一時先頭に出たが、19km過ぎにサングラスを頭にかけた太田がペースアップ。しかし、パトリックが粘りを見せる。「そこで離したかったです。ついてきたので、トラックで仕掛けてくると思っていました」。 しかし、パトリックが20km過ぎで強烈なスパート。虚を突かれた太田は「準備していないところだったので、反応できませんでした」と淡々と振り返った。 今年1月の箱根駅伝では3区で史上2人目となる1時間切りを果たし、チームの2年ぶりの総合優勝に貢献。しかし、その後は左腰のケガに苦しみ、予定していた別府大分毎日マラソンなどを回避した。約1ヵ月半前から練習を再開し、「どちらかというと練習」のイメージで出場した4月の上海ハーフマラソン(中国)では1時間2分30秒で8位に入っていた。 「復帰からは順調にやってこられていると思います。(箱根と比べると)8割くらいです」と、着実に状態が高まってきている手応えもある様子だ。チーム全体はトラックで記録を狙っていく方針だというが、「走り込み期間を作って、夏を迎えたいと思います」ときっぱり。 今年は学生三大駅伝全ての出場を目指す“駅伝男”は、じっくりと秋に向けて仕上げていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.13

ユニクロの長沼祥吾監督が11月末で退任 プリンセス駅伝でトップ通過に導く 後任は未定

12月13日、ユニクロは長沼祥吾監督が11月末で退任し、来年2月末をもって退社することを発表した。 長沼監督は長崎県出身の56歳。筑波大大学院を修了後、94年に営団地下鉄陸上部の立ち上げにあたって監督に就任。世界選手権マ […]

NEWS 京山、神村学園、大沢野が三つ巴の様相 細江や京都光華も上位うかがう/全中駅伝女子展望

2024.12.13

京山、神村学園、大沢野が三つ巴の様相 細江や京都光華も上位うかがう/全中駅伝女子展望

第32回全国中学校駅伝が、12月15日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 京山 史上4校目の連覇なるか 坂や鶴ヶ島藤なども有力/全中駅伝男子展望

2024.12.13

京山 史上4校目の連覇なるか 坂や鶴ヶ島藤なども有力/全中駅伝男子展望

第32回全国中学校駅伝が、12月15日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 富士山女子駅伝エントリー発表! 立命大は村松灯ら全日本Vメンバーが登録 名城大も谷本七星ら主力がエントリー 拓大・不破は最後の学生駅伝

2024.12.13

富士山女子駅伝エントリー発表! 立命大は村松灯ら全日本Vメンバーが登録 名城大も谷本七星ら主力がエントリー 拓大・不破は最後の学生駅伝

日本学生連合は、12月30日に行われる2024全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)のエントリー選手を発表した。 10月の全日本大学女子駅伝で9年ぶりに女王の座を奪還した立命大は、同大会で区間賞を獲得した村松灯(4年) […]

NEWS スピード練習やデイリートレーニングをサポートするランニングシューズ「MIZUNO NEO ZEN」が登場!

2024.12.13

スピード練習やデイリートレーニングをサポートするランニングシューズ「MIZUNO NEO ZEN」が登場!

ミズノは、進化したミッドソールを搭載し、軽量性、クッション性、反発性を兼ね備えたデイリーランニングシューズ「MIZUNO NEO ZEN(ミズノネオゼン)」を12月26日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top