◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目
関東インカレの3日目が行われ、男子走幅跳は齋藤諒(順大)が自己新となる7m54(+0.1)を跳んで優勝した。
劇的な展開だった。男子総合連覇が懸かる順大。「走幅跳がポイントだと思っていました」と齋藤は言う。2回目に齋藤が7m40(+0.9)をマークすると、主将を務める田中隆太郎が3回目に7m53(+1.0)を跳んでトップに立った。
難しい風のなか、6回目に齋藤が魅せる。同期の記録を1cm上回る7m54をジャンプ。そのまま逃げ切った。「ビックリでもありますし、素直にうれしいです」と初タイトルに喜ぶ。
冬季は「ウエイトトレーニングや立ち五段跳びなどのプライオメトリック系のメニューをして順調に来ていました」というが、ここに向けて右ハムストリングスを少し痛めていた齋藤。そうした状況もあり逆転勝ちが決まった時には「俺!?」といった表情を見せていたが、スタンドからは大きな拍手が届いた。
主将の田中は「悔しいですが、ワンツーで得点を取れたのは良かった」と話し、「連覇のプレッシャーもありますが、良い意味で捉えています。あと1日、全体のサポートで押し上げていきたい」と誓った。
女子棒高跳は小林美月(日体大)が4m00で2連覇。男子10000m競歩は近藤岬(明大)が自己新となる40分32秒85で主要大会初タイトルを手にした。
男子ハンマー投は阿南渉真(順大)が65m60でV。男子やり投は80mスロワーの清川裕哉(東海大)が76m97を投げて制した。2位に74m57を投げた中村竜成(国士大)、3位には自己新の70m79を投げた山田航大(東海大)が入った。
関東インカレは12日まで行われる。3日目を終えて男子総合は順大73点でトップに立ち、3点差で東海大。3位に59点の筑波大が続く。2部昇格争いは国武大がトップで東学大が2位に上がっている。女子総合は日体大が87点で首位、筑波大が63点で追いかけている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会