2024.04.12
女子やり投世界女王の北口榛花(JAL)が4月12日に帰国し、都内で会見を開いてシーズンインに向けて意気込みを語った
帰国の度に増えるメディアの数がその注目度を物語る。年明けに拠点とするチェコに向かい、3月21日からスペインで合宿し、そのまま帰国した。ギリギリまでハードなトレーニングを積んでいたようで「筋肉痛です」と笑う。
1月の時点でオリンピックムードに「実感がない」と話していたが、選手たちの動向をチェックしつつ「少しずつ湧いてきました」と言う。初戦のダイヤモンドリーグ(DL)蘇州(4月27日)のエントリーリストも発表。目標とするアジア記録保持者の呂會會(中国)とも相まみえる。
「すごいメンバーだなと思って、私が最年少。他の選手は五輪シーズンを経験しているので、合わせてくるだろうなって思います。高いレベルで試合ができるのは楽しいです。勝っても負けても、肩を並べて戦えるのはうれしいこと」
この冬季シーズンで成長は実感している。特に「スピードアップ、パワーアップはできています」。ただ、それを2月以降にやり投と噛み合わせるところは「ある程度、形になってきましたが、ここから試合で調整していきたい」と言い、理想とする投げをするための、この時期の達成度としては「6割くらい」と及第点だった。
練習では「55mくらいしか飛ばない」ため、「試合が何よりの練習」だという。そのため、「最初から100%でとは思っていないので、一つひとつの試合を大事にしながら、パリに向けてやっていき、100%以上でパリ五輪を迎えられれば」と思い描く。
すでにパリ五輪代表に内定済み。「祭典のような雰囲気が楽しみ。小さい頃からやってきた水泳やバドミントンの選手に会ったり、バスケットボールが好きなので、選手にあったりすると、『本物だぁ』って思って話しかけられない。でも、年下なので自分から話しかけたいです」と笑顔を見せた。
DLのあとは、5月5日の水戸招待、そして19日のセイコーゴールデングランプリにエントリー。ゴールデンGPにはチェコでともにトレーニングするペトラ・シカコバ(チェコ)も来日し、「一緒に戦うのが楽しみ」とにっこり。「年々、日本で出る試合が少なくなっていますが、ちょっとでもみなさんの前で競技をしている姿をお見せして、応援したいと思ってもらえるようなパフォーマンスができれば」とアピールする。
パリ五輪では「メダルを取りたい。もちろん、金(メダル)だといいとは、私も、みなさんも思っていると思うので…。そう簡単ではないですが、一番がやっぱり一番いいので、しっかり準備したいです」と力強く語った。
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