2024.03.10
◇第27回日本学生ハーフマラソン選手権(3月10日/東京・立川市)
優勝した青木瑠郁(國學院大2)のフィニッシュから13秒後、2番手の1時間2分19秒でフィニッシュラインに飛び込んだのは中央学大の近田陽路(2年)だった。
「先頭集団について、トップの選手とどれだけ実力差があるのかを試したかった。でも、まさか2位になれるなんて……」と驚きを隠せない様子。前回大会で2位に入ったチームの大エース・吉田礼志(3年)に続く準Vに「自分がその立場になれるとは思わなかったのでうれしいですね」と笑みがこぼれた。
9区区間23位と沈んだ悪夢の箱根駅伝から2ヵ月、近田は悔しさをバネに進化を続けた。「箱根後にスクワットをしてお尻の筋肉を鍛えたり、他の選手よりも走って持久力を高めたり、そうした取り組みがつながったのかなと思います」。
2月4日の丸亀ハーフでは1時間2分08秒の大幅自己新。2ヵ月連続のハーフ出走となった今回のレースでも結果を残し、「普段褒められることのない(川崎勇二)監督から『いいぞ』と声かけていただきました」と喜ぶ。その一方で、「トップ選手の欠場が多かったので、まだまだ一喜一憂しないようにしたいです」と気を引き締めている。
箱根駅伝では9区再出走を誓っている。「9区でリベンジして、今度は区間賞を狙っていきたい。10月の予選会ではまたこのコースを走るので、公園内の起伏を克服して、さらに強くなって戻ってきたいです」と、さらなる高みを見据えた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025