HOME 国内、大学

2024.03.10

國學院大の勢い止まらず!青木瑠郁が先輩・平林清澄以来の学生日本一「平林さん、步夢さんだけじゃないことを示せた」/日本学生ハーフ
國學院大の勢い止まらず!青木瑠郁が先輩・平林清澄以来の学生日本一「平林さん、步夢さんだけじゃないことを示せた」/日本学生ハーフ

24年日本学生ハーフを制した國學院大の青木瑠郁

◇第27回日本学生ハーフマラソン選手権(3月10日/東京・立川市)

2年前に大会を制した先輩と同じような、鮮やかな独走劇だった。

第27回日本学生ハーフは國學院大の青木瑠郁(2年)が1時間2分06秒で優勝。前々回優勝した先輩・平林清澄(3年)に続いて学生日本一に輝いた。

広告の下にコンテンツが続きます

5km通過は14分49秒、10kmは29分47秒とスローな展開に。勝負が動いたのは14km過ぎ。前田康弘監督の「ここから上げていこう」の声に、青木がすかさず反応した。1kmあたりのスプリットを2分50秒まで上げ、以降は独走。奇しくも、2年前に平林が優勝した時とまったく同じ展開だった。

「自分がやってやんなきゃと思って、この2ヵ月、ここに向けてやってきました。アップダウンのあるコースで勝ち切れたのは良かったと思います」と控えめに喜んだ青木。箱根駅伝では3区で区間4位と好走したものの、先頭争いを繰り広げた青学大の太田蒼生(3年)と駒大の佐藤圭汰(2年)には区間タイムで大差をつけられた。この時の悔しさをバネにしたという。

2月25日には平林が大阪マラソンで初マラソン日本最高、学生新記録の2時間6分18秒で優勝。5000mとハーフマラソンで國學院大記録を持つ山本步夢(3年)とともにチームを牽引している。青木自身、2人にはまだ及ばないことを認めつつ、「國學院大は平林さん、(山本)歩夢さんだけじゃないんだぞ、というところはしっかり見せられたと思います」と自信につなげたようだ。

昨年は5000mでU20日本選手権を制しているが、3年目を迎える新シーズンでもトラックに注力していく。「5000mで13分30秒台、10000mでは平林さんを超える27分50秒切りを目指していきます。関東インカレの10000mでも勝ちにこだわっていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。

◇第27回日本学生ハーフマラソン選手権(3月10日/東京・立川市) 2年前に大会を制した先輩と同じような、鮮やかな独走劇だった。 第27回日本学生ハーフは國學院大の青木瑠郁(2年)が1時間2分06秒で優勝。前々回優勝した先輩・平林清澄(3年)に続いて学生日本一に輝いた。 5km通過は14分49秒、10kmは29分47秒とスローな展開に。勝負が動いたのは14km過ぎ。前田康弘監督の「ここから上げていこう」の声に、青木がすかさず反応した。1kmあたりのスプリットを2分50秒まで上げ、以降は独走。奇しくも、2年前に平林が優勝した時とまったく同じ展開だった。 「自分がやってやんなきゃと思って、この2ヵ月、ここに向けてやってきました。アップダウンのあるコースで勝ち切れたのは良かったと思います」と控えめに喜んだ青木。箱根駅伝では3区で区間4位と好走したものの、先頭争いを繰り広げた青学大の太田蒼生(3年)と駒大の佐藤圭汰(2年)には区間タイムで大差をつけられた。この時の悔しさをバネにしたという。 2月25日には平林が大阪マラソンで初マラソン日本最高、学生新記録の2時間6分18秒で優勝。5000mとハーフマラソンで國學院大記録を持つ山本步夢(3年)とともにチームを牽引している。青木自身、2人にはまだ及ばないことを認めつつ、「國學院大は平林さん、(山本)歩夢さんだけじゃないんだぞ、というところはしっかり見せられたと思います」と自信につなげたようだ。 昨年は5000mでU20日本選手権を制しているが、3年目を迎える新シーズンでもトラックに注力していく。「5000mで13分30秒台、10000mでは平林さんを超える27分50秒切りを目指していきます。関東インカレの10000mでも勝ちにこだわっていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top