2023.12.18
◇第31回全国中学校駅伝(12月17日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km)
第31回全国中学校駅伝が12月17日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、午前に行われた女子は、2年連続2回目の出場となった京山(岡山)が後半一気に抜け出して、42分16秒で初優勝を飾った。
各校のエース級が揃った1区(3㎞)は、全中1500m4位の実力者でもある荒砥(群馬)の稲井円花(3年)が区間賞を獲得、前回1年生ながら5区で区間賞の大沢野(富山)の長森結愛(2年)をラストスパートで振り切りトップに立った。大沢野から8秒差で優勝候補に挙がっていた神村学園(鹿児島)が続き、昨年に続き1区を任された京山の樋口遥(3年)は、そこから14秒差の9位発進となった。
2区(2㎞)に入り神村学園の武田星莉(2年)が力強い走りで前を行く荒砥を中盤で逆転。その後もリードを広げ区間賞(6分56秒)を獲得。8秒差で荒砥が続き、大沢野がそこから2秒差、京山は2年生の南和奏が4人をかわし先頭から21秒差の5位へと浮上し追い上げ態勢に入った。
3区(2㎞)では、3位につけていた大沢野が黒川志帆(2年)の区間賞(6分53秒)の力走もあり神村学園、荒砥をかわし首位へ。2位に上がってきた京山に23秒差を付け独走態勢に入った。3番手には2区で4位に付けていた中郷(茨城)が浮上。神村学園は先頭から55秒差の7位へと後退した。
4区(2㎞)に入り、一気にレースが動き出す。2位以下に100m以上のリードを奪い富山県勢初優勝を目指し逃げる大沢野を、京山の石原万結(2年)が猛追。中盤で並びかけると、その後もジリジリと差を広げ区間賞(6分50秒)を獲得。大沢野に逆に12秒の差を付けアンカーの黒田六花主将(3年)へと魂のタスキをつないだ。
最後は、全中1500m&U16大会1000mの覇者でもあるエースの黒田が安定した走りで後、続との差を広げてフィニッシュテープを切る。「主将としてチームを引っ張ってきて、その集大成のレースで仲間と日本一になることができてすごくうれしいです。応援に回った選手も含め、チームみんなでつかんだ勝利だと思っています。前回は男女とも12位と悔しい思いをしました。男子も含め、みんなで成長できた1年でした」と笑顔が弾けた。
10年前の21回大会で男子の吉備(岡山)を率い準優勝の経験もある横山純子監督は、「厳しいコンディションのなか、キャプテンの黒田さんを中心に持てる力をみんなが出し切ってくれた結果です」と選手を称えた。エースをアンカーに置いたオーダーについても、「神村学園が強いと思っていたので、後半にポイントを置いて組みました。前半は少し苦戦しましたが、しっかり流れを作ってくれたので、後半の逆転につながりましたね」と振り返り、「4人が前回も走っており、その経験を生かすことができたと思います」と選手らの成長ぶりを感じ取っていた。
京山から49秒差で大沢野が前回の4位を上回る県勢最高の2位と健闘。留学生のムトニ・マーガレット(3年)が区間記録に1秒と迫る9分52秒の好タイムをマークし10人抜きを演じた神村学園が3位。序盤から好位置に付けた初出場の南城陽(京都)が混戦から抜け出し4位と健闘している。
文/花木 雫
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2026.02.14
北口榛花が南アフリカへ「世界一を取ってもさらに成長したい」世界記録保持者ゼレズニーのキャンプ合流
女子やり投の北口榛花(JAL)が2月14日、シーズン前の合宿として南アフリカへ渡航するにあたって会見を開いた。 23年ブダペスト世界選手権、24年パリ五輪やり投女王がリスタートの1年を迎える。 広告の下にコンテンツが続き […]
2026.02.14
田中希実が屋外トラック初戦で1500m4分06秒39 金子魅玖人が800mで1分46秒24/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズの「パーストラッククラシック」は2月14日、豪州・フロリートで行われ、女子1500mで田中希実(New Balance)が4分06秒39で2着に入っている。 田中は1月24日 […]
2026.02.14
西田壮志が東京マラソンを最後に現役引退 「最後まで僕らしく笑顔でゴールしたい」 東海大で箱根駅伝Vに貢献
男子長距離の西田壮志(トヨタ自動車)は2月13日、自身のインスタグラムを更新し、3月1日の東京マラソンを最後に現役を引退すると発表した。 西田は熊本県出身の27歳。坂本中時代から全中やジュニア五輪に出場し、九州学院高では […]
2026.02.14
【男子円盤投】東琉空(稲生高3)56m23=高校歴代4位&U20歴代5位、51m15=一般規格高校歴代2位、U20歴代6位
九州共立大投てき競技会は2月14日、九州共立大学で行われ、男子円盤投で東琉空(稲生高3三重)が高校歴代4位、U20歴代5位となる56m23をマークした。一般規格(2kg)でも高校歴代2位、U20歴代6位となる51m15を […]
2026.02.14
初実施の女子棒高跳は大坂谷明里が制す 今季は自己ベストを更新しアジア大会派遣記録に挑戦/JAG大崎
◇2026 Japan Athlete Games in Osaki(2月14日、15日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 2026 Japan Athlete Games in Osakiの初日が行 […]
Latest Issue
最新号
2026年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝