2023.12.01
「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ」の第54回防府読売マラソンが12月3日(日)に行われる。
大会は男子がJMCシリーズのG1(グレード1)、女子がG3に位置づけられており、JMCシリーズのシリーズⅣでは男子で最初のG1レースとなる。なお、シリーズⅣの優勝者は25年に行われる東京世界選手権の日本代表に内定する。
男子は招待選手6人、エリート選手52人を含む2700人以上が出場登録。注目されるのは10月のMGCで4位に入った川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)と前回優勝の中村祐紀(住友電工)、2時間7分台のベストを持つ足羽純実(Honda)の3人だ。
川内はMGCの後も11月に宮城県で行われた「東北・みやぎ復興マラソン」で優勝。これまでと変わらずレースを重ね、13回目の防府に挑む。優勝すれば18年以来5年ぶり5回目となる。
前回、自身初のサブ10となる2時間8分29秒で優勝した中村祐紀は8度目のマラソン挑戦。MGCでは実力を発揮できず52位に終わったが、1ヵ月半の短いスパンでどこまで調子を上げていけるかがカギとなりそうだ。
足羽はマラソンデビュー戦となった21年びわ湖毎日で、初マラソン日本歴代2位(当時)の2時間7分54秒をマーク。22年の東京でもサブ10と好走した。MGC出場は果たせなかったが、復調への足掛かりとしたい。
また、今年の大阪で2時間8分57秒をマークした竹内竜真(NDソフト)、招待出場の平田幸四郎(SGホールディングス)も上位をうかがう。
海外勢では参加者中トップのタイムを持つサイモン・カリウキ(戸上電機製作所)や過去3度の優勝を誇るセルオド・バトオチル(モンゴル/新日本住設)なども出場。過去3大会はいずれも優勝記録が2時間10分を切るなどスピード化も進んでおり、新たなスターが誕生する可能性もありそうだ。
367人がエントリーしている女子には筒井咲帆(ヤマダホールディングス)が出場。今年3月の名古屋ウィメンズでは2時間28分45秒をマークした。マラソンは今年3レース目、先週のクイーンズ駅伝からの連続出場となるが、どのような走りを見せるか。そのほか、池内彩乃(デンソー)、大塚英梨子(キヤノン)など実業団所属の選手が登録している。
第54回防府読売マラソンは12月3日(日)10時40分にスタート。キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前県道をスタートし、キリンレモンスタジアム陸上競技場がフィニッシュとなる42.195km。KRY山口放送をはじめ、日本テレビ系列14局で10時25分から放送される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)