HOME 高校

2023.11.12

全国高校駅伝 男子全47代表が出そろう 最多は小林の59回、2連覇狙う倉敷は46年連続 佐久長聖がトップタイム
全国高校駅伝 男子全47代表が出そろう 最多は小林の59回、2連覇狙う倉敷は46年連続 佐久長聖がトップタイム

都道府県大会最速タイムをマークした佐久長聖

全国高校駅伝の予選会を兼ねた高校駅伝の都道府県大会は、10月5日の青森を皮切りに各地で行われ、11月12日の三重で全47大会が終了。男子の代表校が出そろった。

男子の全国大会は今回で74回を数える。出場最多は小林(宮崎)。県大会を2連覇し、59回目の都大路出場を決めた。次いで、全国優勝最多の11回を誇る世羅(広島)。20年連続53回目の出場となる。

さらに48回の鳥栖工(佐賀)、47回の高知農(高知)と続き、前回の全国大会で大会新記録・高校国内国際記録の2時間1分10秒で3度目の優勝を遂げた倉敷(岡山)は46回。倉敷は1978年の初出場から途切れることなく連続出場を続けている。

広告の下にコンテンツが続きます

初出場は1校のみで盛岡大附(岩手)。県大会28連覇中だった一関学院を抑えて、うれしい出場権を手にした。10年以上経過しての復活出場は比叡山(滋賀)で、2005年以来18年ぶり9回目。男女そろっての全国切符を得た。

タイムでは佐久長聖(長野)が2時間3分27秒でトップ。2時間3分台は佐久長聖のみで、2時間4分台は2時間4分29秒の須磨学園(兵庫)と気温30度超で2時間4分30秒をマークした鹿児島城西(鹿児島)の2チーム。昨年(都道府県大会終了時)は2時間3分台が3校、2時間4分台も3校だった。なお、2時間5分台は前年の1校よりも増えて4校(県大会2位校を含めて)だった

以前は都道府県大会のタイム順で全国大会1区のスタート位置が決まっていたが、コロナ禍の第71回大会(2020年)からはトラックの長距離レースのように2段スタートを採用。5000mの平均タイムで速いチーム(参加申し込み時)から順に内側に入っていく。転倒の可能性がより少なくなることから、今大会も同様の形式で行う。

全国高校駅伝は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点(7区間42.195km/12時30分スタート)で行われる。

2023全国高校駅伝代表校一覧

全国高校駅伝の予選会を兼ねた高校駅伝の都道府県大会は、10月5日の青森を皮切りに各地で行われ、11月12日の三重で全47大会が終了。男子の代表校が出そろった。 男子の全国大会は今回で74回を数える。出場最多は小林(宮崎)。県大会を2連覇し、59回目の都大路出場を決めた。次いで、全国優勝最多の11回を誇る世羅(広島)。20年連続53回目の出場となる。 さらに48回の鳥栖工(佐賀)、47回の高知農(高知)と続き、前回の全国大会で大会新記録・高校国内国際記録の2時間1分10秒で3度目の優勝を遂げた倉敷(岡山)は46回。倉敷は1978年の初出場から途切れることなく連続出場を続けている。 初出場は1校のみで盛岡大附(岩手)。県大会28連覇中だった一関学院を抑えて、うれしい出場権を手にした。10年以上経過しての復活出場は比叡山(滋賀)で、2005年以来18年ぶり9回目。男女そろっての全国切符を得た。 タイムでは佐久長聖(長野)が2時間3分27秒でトップ。2時間3分台は佐久長聖のみで、2時間4分台は2時間4分29秒の須磨学園(兵庫)と気温30度超で2時間4分30秒をマークした鹿児島城西(鹿児島)の2チーム。昨年(都道府県大会終了時)は2時間3分台が3校、2時間4分台も3校だった。なお、2時間5分台は前年の1校よりも増えて4校(県大会2位校を含めて)だった 以前は都道府県大会のタイム順で全国大会1区のスタート位置が決まっていたが、コロナ禍の第71回大会(2020年)からはトラックの長距離レースのように2段スタートを採用。5000mの平均タイムで速いチーム(参加申し込み時)から順に内側に入っていく。転倒の可能性がより少なくなることから、今大会も同様の形式で行う。 全国高校駅伝は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点(7区間42.195km/12時30分スタート)で行われる。 https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/114710

都道府県大会タイム 男子トップ10

2.03.27 佐久長聖(長野) 長野県大会① 2.04.29 須磨学園(兵庫) 兵庫県大会① 2.04.30 鹿児島城西(鹿児島) 鹿児島県大会① 2.05.00 倉 敷(岡山) 岡山県大会① 2.05.07 出水中央(鹿児島) 鹿児島県大会② 2.05.43 埼玉栄(埼玉) 埼玉県大会① 2.05.58 仙台育英(宮城) 宮城県大会① 2.06.19 札幌山の手(北海道) 北海道大会① 2.06.19 小 林(宮崎) 宮崎県大会① 2.06.37 東洋大牛久(茨城) 茨城県大会①

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

競歩の山西利和に京都市スポーツ最高栄誉賞 自身4度目、2月に世界記録樹立 丸尾には特別賞

愛知製鋼は、同社所属の競歩・山西利和が京都市スポーツ最高栄誉賞を受賞したと発表した。 同賞は国際大会などにおいて顕著な活躍、またはそれに準ずるせいかを挙げた者に贈られるもの。山西は今年2月の日本選手権20km競歩で1時間 […]

NEWS 中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top