HOME 海外

2023.11.08

アジア選手権女子400m銀メダルのソリイェワがドーピング使用で暫定資格停止処分 久保山晴菜に繰り上がりメダルの可能性も
アジア選手権女子400m銀メダルのソリイェワがドーピング使用で暫定資格停止処分 久保山晴菜に繰り上がりメダルの可能性も

23年アジア選手権女子400mで2位に入っていたソリイェワ

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は11月6日、、今年のアジア選手権女子400m銀メダルのF.ソリイェワ(ウズベキスタン)ら9選手に暫定資格停止処分を科すことを発表した。

ソリイェワは22歳。昨年までの400mのベストは54秒21だったが、2月のアジア室内選手権で5位、4×400mリレーで銀メダルと活躍すると、7月のアジア選手権では52秒95の自己ベストをマークして2位に食い込んでいた。処分理由は血流を向上させ、運動量を増やす効果のあるメルドニウムの使用のためと発表されている。

アジア選手権では日本の久保山晴菜(今村病院)が53秒80で4位、松本奈菜子(東邦銀行)が53秒89で5位に入っており、ソリイェワの処分次第では順位が繰り上がる可能性がある。

このほか、4人のケニア選手と、サウジアラビア、ルワンダ、リトアニア、コロンビアの選手にも暫定資格停止処分が下り、一部の選手は7月から処分の対象となっていたが、調査が長引いていたため公表が遅れた。

また、AIUは同じく6日に女子中長距離のY.コロブキナ(ロシア)に23年9月27日から4年間の出場禁止処分、13年7月2日から16年7月24日までの成績取り消しを科すことを発表した。LIM(Laboratory Information Management System/情報管理システム)とマクラーレン氏(ロシアのドーピング調査についての報告者)の証拠に基づき、禁止物質の使用があったため。コロブキナは16年のユニバーシアード1500m金メダリスト。14年の欧州選手権で5000m4位に入っている。

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は11月6日、、今年のアジア選手権女子400m銀メダルのF.ソリイェワ(ウズベキスタン)ら9選手に暫定資格停止処分を科すことを発表した。 ソリイェワは22歳。昨年までの400mのベストは54秒21だったが、2月のアジア室内選手権で5位、4×400mリレーで銀メダルと活躍すると、7月のアジア選手権では52秒95の自己ベストをマークして2位に食い込んでいた。処分理由は血流を向上させ、運動量を増やす効果のあるメルドニウムの使用のためと発表されている。 アジア選手権では日本の久保山晴菜(今村病院)が53秒80で4位、松本奈菜子(東邦銀行)が53秒89で5位に入っており、ソリイェワの処分次第では順位が繰り上がる可能性がある。 このほか、4人のケニア選手と、サウジアラビア、ルワンダ、リトアニア、コロンビアの選手にも暫定資格停止処分が下り、一部の選手は7月から処分の対象となっていたが、調査が長引いていたため公表が遅れた。 また、AIUは同じく6日に女子中長距離のY.コロブキナ(ロシア)に23年9月27日から4年間の出場禁止処分、13年7月2日から16年7月24日までの成績取り消しを科すことを発表した。LIM(Laboratory Information Management System/情報管理システム)とマクラーレン氏(ロシアのドーピング調査についての報告者)の証拠に基づき、禁止物質の使用があったため。コロブキナは16年のユニバーシアード1500m金メダリスト。14年の欧州選手権で5000m4位に入っている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.08.19

【東洋大学】20年連続シードの重みとプライド チームの歴史に新たな栄光を刻め!!

今年の正月も鉄紺のユニフォームが力強かった。激動の時代に継続中では最多となる「20年連続シード」を勝ち取ったのだ。しかし、5月の全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会はわずか11秒余の差で次点に終わり、18年連続での伊勢路行 […]

NEWS 400mリストトップの金子斐音が48秒16の中学新V!! 16年ぶりに更新 2位の櫻田晃良も48秒49の好タイム/沖縄全中

2025.08.19

400mリストトップの金子斐音が48秒16の中学新V!! 16年ぶりに更新 2位の櫻田晃良も48秒49の好タイム/沖縄全中

◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)3日目 第52回全日本中学校選手権(全中)の男子400mが行われ、金子斐音(牧野3富山)が48秒16の中学新記録を打ち立てて優勝した。 これまでの中学記 […]

NEWS 北口榛花がハイチュウ50周年CMに登場!なにわ男子と競演 23年から同社のサポート

2025.08.19

北口榛花がハイチュウ50周年CMに登場!なにわ男子と競演 23年から同社のサポート

森永製菓が夏キャンペーンのCMを公開し、世界中で愛されているチューイングソフトキャンディ「ハイチュウ」の50周年を記念したCM「世界中で」篇(夏キャンペーン)に、女子やり投の北口榛花(JAL)が登場した。 CMではなにわ […]

NEWS デュプランティスのスウェーデン、ワルホルムのノルウェーが福岡市で東京世界陸上事前合宿

2025.08.19

デュプランティスのスウェーデン、ワルホルムのノルウェーが福岡市で東京世界陸上事前合宿

福岡市は東京世界選手権において、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの3ヵ国の市内での事前合宿を受け入れたと発表した。 事前合宿は9月4日から17日まで。時差解消や日本の気候環境に適応するための調整などに充てる。スウェー […]

NEWS 15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会

2025.08.19

15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会

来年1月の箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が8月18、19日の2日間、選抜合宿地の新潟・妙高高原で合同取材会を開いた。 前半のトラックシーズンでは日本インカレで1500mと5000mの2冠に輝いた山口智規(4年) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top