HOME 国内

2023.10.15

前回2位・鈴木亜由子は涙の12位 3大会連続五輪へ正念場/MGC
前回2位・鈴木亜由子は涙の12位 3大会連続五輪へ正念場/MGC

MGC女子で12位に止まり涙を流した鈴木亜由子

◇マラソングランドチャンピオンシップ(MGC/10月15日、東京・国立競技場発着)

来年夏のパリ五輪マラソン代表選考レースのMGCが行われ、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は2時間31分33秒の12位にとどまった。

序盤は前田穂南(天満屋)が引っ張る流れの前方に位置。「やることはやってきた」と2日前の会見で語っていたとおりの、リラックスした入りだった。

広告の下にコンテンツが続きます

だが、23kmで一山麻緒(資生堂)が集団から抜け出した時に反応できず、27kmあたりで第2集団から後退。その後もペースを上げられなかった。

フィニッシュ後、しばらくトラック脇に立ち尽くした鈴木は、あふれる涙を抑えきれず、スタッフに抱きかかえられながら取材エリアを通過した。

4年前のMGCは2位で東京五輪代表内定をつかんだ。だが、本番への準備で「攻め」のトレーニングができなかった思いを、パリでぶつける。それを実現させ、トラックで出場した2016年リオを含む3大会連続の五輪へ、ファイナルチャレンジが正念場となる。

◇マラソングランドチャンピオンシップ(MGC/10月15日、東京・国立競技場発着) 来年夏のパリ五輪マラソン代表選考レースのMGCが行われ、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は2時間31分33秒の12位にとどまった。 序盤は前田穂南(天満屋)が引っ張る流れの前方に位置。「やることはやってきた」と2日前の会見で語っていたとおりの、リラックスした入りだった。 だが、23kmで一山麻緒(資生堂)が集団から抜け出した時に反応できず、27kmあたりで第2集団から後退。その後もペースを上げられなかった。 フィニッシュ後、しばらくトラック脇に立ち尽くした鈴木は、あふれる涙を抑えきれず、スタッフに抱きかかえられながら取材エリアを通過した。 4年前のMGCは2位で東京五輪代表内定をつかんだ。だが、本番への準備で「攻め」のトレーニングができなかった思いを、パリでぶつける。それを実現させ、トラックで出場した2016年リオを含む3大会連続の五輪へ、ファイナルチャレンジが正念場となる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top