◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)2日目
鹿児島特別国体の2日目に行われ、山形愛羽(熊本・熊本中央高3)が少年女子A100mと300mの2冠を達成した。
圧巻のスプリントを発揮した山形。100mは11秒50(+1.4)の高校歴代3位、300mは予選(37秒81)、決勝(37秒73)といずれも従来の高校最高記録を塗り替えた。
100mは「11秒4台は絶対に出したかった」と悔しさも見せたが、「100mと300mのどっちも優勝できて安心しています」と、インターハイ100m・200mに続いて2冠に喜んだ。
前日に300m予選、この日は100mの予選、準決勝、決勝を走り終えた後に300m決勝というハードスケジュール。それでも「走り込んでスタミナをつけてきた」と自信を持って臨んだ。
小5から本格的に陸上を始め、中学時代から常に全国大会上位だったがなかなかタイトルに恵まれず。しかし、今季は5月の静岡国際200mで23秒57(+2.6)をマークするなど、グランプリシリーズで経験を積んだ。インターハイでついに2冠。その後は「国体の2冠をずっと目標にしてきました」とこの舞台に懸けてきた。
「来年はパリ五輪を目指したい」。まだまだ「練習の中でも自分に負けてしまう。後半になると腕振りも脚の動きも小さくなってしまう」と課題はたっぷりだが、その分、伸びしろも十分だ。
熊本が生んだ快足少女が、世界を目指してさらにギアを上げていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.01
110mH古賀ジェレミーがDA認定「覚悟が強くなった」世界級の国内シニアに挑戦へ
-
2025.12.01
-
2025.12.01
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.01
サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 同プログラムは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタート。こ […]
2025.12.01
高1の松下碩斗と後藤大樹がダイヤモンドアスリートNextage新規認定「小さな目標からステップアップ」
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
110mH古賀ジェレミーがDA認定「覚悟が強くなった」世界級の国内シニアに挑戦へ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
ドルーリー朱瑛里「自分の可能性を最大限発揮できる」先輩の背中追い米国の大学進学へ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
ダイヤモンドアスリート認定式 “先輩”サニブラウンが後輩へ金言「チャレンジし続ける心を忘れずに頑張ってほしい」
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025