◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場)
日本選手権リレーの2日目が行われ、女子4×100mリレーは甲南大が44秒82で2連覇を果たした。
前日に比べ気温が下がり、やや肌寒さも感じられるなかでのレース。甲南大は学生記録(44秒51)の更新を目指して1走から藏重みう、岡根和奏、井戸アビゲイル風果、奥野由萌と不動のオーダーで臨んだ。
1走の藏重で飛び出すと、2走岡根、3走井戸は予選で詰まったバトンパスも修正。トップでバトンを受けた奥野は後続をさらに引き離す走りを見せたものの、目標タイムには届かず。レース後には「連覇できてうれしい。タイムとしては納得いっていないところもありますが、これから3連覇、4連覇と続けていくために、いいリレーになりました」(奥野)とうれしさと悔しさが入り交じるレースとなった。
今季の甲南大はエースの青山華依がシーズン前にケガで戦線を離脱。それでも、関西インカレでは44秒83の大会新で優勝すると、9月の日本インカレでは予選で学生歴代2位の44秒52をマークし、決勝も44秒72で初優勝を飾り、100mでは史上初のメダル独占と達成。女子学生スプリント界を席巻した。
目標の1つだった学生記録の更新は次の機会に持ち越し。今年度で卒業する井戸は「来年破ってくれると思います」と笑顔で後輩たちに思いを託した。
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