HOME 国内、大学

2023.10.08

女子4×100mR甲南大が44秒82で快勝 学生新届かずも「連覇うれしい」/日本選手権リレー
女子4×100mR甲南大が44秒82で快勝 学生新届かずも「連覇うれしい」/日本選手権リレー

日本選手権リレー女子4×100mRで連覇を果たした甲南大のアンカー・奥野由萌

◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場)

日本選手権リレーの2日目が行われ、女子4×100mリレーは甲南大が44秒82で2連覇を果たした。

前日に比べ気温が下がり、やや肌寒さも感じられるなかでのレース。甲南大は学生記録(44秒51)の更新を目指して1走から藏重みう、岡根和奏、井戸アビゲイル風果、奥野由萌と不動のオーダーで臨んだ。

1走の藏重で飛び出すと、2走岡根、3走井戸は予選で詰まったバトンパスも修正。トップでバトンを受けた奥野は後続をさらに引き離す走りを見せたものの、目標タイムには届かず。レース後には「連覇できてうれしい。タイムとしては納得いっていないところもありますが、これから3連覇、4連覇と続けていくために、いいリレーになりました」(奥野)とうれしさと悔しさが入り交じるレースとなった。

今季の甲南大はエースの青山華依がシーズン前にケガで戦線を離脱。それでも、関西インカレでは44秒83の大会新で優勝すると、9月の日本インカレでは予選で学生歴代2位の44秒52をマークし、決勝も44秒72で初優勝を飾り、100mでは史上初のメダル独占と達成。女子学生スプリント界を席巻した。

目標の1つだった学生記録の更新は次の機会に持ち越し。今年度で卒業する井戸は「来年破ってくれると思います」と笑顔で後輩たちに思いを託した。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場) 日本選手権リレーの2日目が行われ、女子4×100mリレーは甲南大が44秒82で2連覇を果たした。 前日に比べ気温が下がり、やや肌寒さも感じられるなかでのレース。甲南大は学生記録(44秒51)の更新を目指して1走から藏重みう、岡根和奏、井戸アビゲイル風果、奥野由萌と不動のオーダーで臨んだ。 1走の藏重で飛び出すと、2走岡根、3走井戸は予選で詰まったバトンパスも修正。トップでバトンを受けた奥野は後続をさらに引き離す走りを見せたものの、目標タイムには届かず。レース後には「連覇できてうれしい。タイムとしては納得いっていないところもありますが、これから3連覇、4連覇と続けていくために、いいリレーになりました」(奥野)とうれしさと悔しさが入り交じるレースとなった。 今季の甲南大はエースの青山華依がシーズン前にケガで戦線を離脱。それでも、関西インカレでは44秒83の大会新で優勝すると、9月の日本インカレでは予選で学生歴代2位の44秒52をマークし、決勝も44秒72で初優勝を飾り、100mでは史上初のメダル独占と達成。女子学生スプリント界を席巻した。 目標の1つだった学生記録の更新は次の機会に持ち越し。今年度で卒業する井戸は「来年破ってくれると思います」と笑顔で後輩たちに思いを託した。
       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.20

トーエネックの河合拓巳が引退 ニューイヤー駅伝に2度出場「充実した競技生活を送ることができました」

5月20日、トーエネックは所属する河合拓巳が退部したことを発表した。 河合は26歳。愛知・豊橋工高から本格的に走りはじめ、3年時には県高校駅伝1区3位の実績を残す。大学は駿河台大に進み、1年目から箱根駅伝の予選会のメンバ […]

NEWS サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定

2025.05.20

サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が5月20日、拠点とする米国へと向かうにあたり取材に応じた。 18日のセイコーゴールデングランプリについては「左ハムストリングスの付け根の張りがあった」ことで棄権。「ウ […]

NEWS 【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号

2025.05.20

【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号

クレーマージャパンは、これから迎える本格的な夏シーズンに向けて「2025サマーウェア」のボタンダウンポロシャツおよび半袖Tシャツの受注生産をオンラインショップでスタートした。 ボタンダウンポロシャツは落ち着いたカラーリン […]

NEWS インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感

2025.05.19

インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感

広島インターハイ(7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島=広島広域公園陸上競技場)を目指し、各地で都府県大会が行われている。 ここまで関東8都県と岐阜が終了し、今週以降はさらに大会が集中する。この1週間の […]

NEWS 【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

2025.05.19

【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

5月17日に三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢・陸上競技場で行われた第2回南勢記録会の中学男子110mハードルで、中学2年生の木村立樹(桜浜中)が中2歴代5位となる14秒29(+1.8)をマークした。 木村は昨年9 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析