HOME 国内、日本代表

2023.10.02

200m上山紘輝が今大会初金メダル!「第一号になれてうれしい」日本勢でも連覇果たす/アジア大会
200m上山紘輝が今大会初金メダル!「第一号になれてうれしい」日本勢でも連覇果たす/アジア大会

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションで男子200m決勝が行われ、上山紘輝(住友電工)が金メダルを獲得した。陸上競技の今大会金メダル第一号。日本勢としては前回の小池祐貴(住友電工)に続いて2大会連続となる。

広告の下にコンテンツが続きます

スタートややや先行されたものの、得意とするコーナーワークで一気に抜け出すと、残り2~30m付近で前を捕らえて20秒60(-0.2)でフィニッシュ。誇らしげに日の丸を掲げた。

「プランとしてはもう少し前半から行って、キープして頑張ろうと思ったのですが、追いかける展開になって焦りました」と上山。それでも、最後まで力むことなく冷静に走り抜けた。

「ベンチでもまだ金メダルがないと話していたので、第一号となれてうれしいです。日本としてもチームの先輩の小池さんに続いて連覇できました」

昨年のオレゴン世界選手権で20秒26をマークして鮮烈な世界デビューを飾ったが、今季は悔しい思いをしてきた。シーズン序盤からなかなか調子が上がらず、連覇を狙った日本選手権では7位。アジア選手権では鵜澤飛羽(筑波大)の金メダルを後ろから見る銅メダルだった。

広告の下にコンテンツが続きます

その後、急きょ飛んだロンドンで4×100mリレーの4走を務めてブダペスト世界選手権の出場権獲得に貢献。しかし、5位になった本番では走ることができず。200mでも予選敗退に終わっていた。

「悔しい思いをしてきたので、最後に挽回できるとしたらここしかなかった」。疲労があるなかで良い動きは徐々に取り戻して迎えた今大会。「タイムはボチボチですが、メダルを取れて良かった」。

来年のパリ五輪に向けても「スタートから行けている感覚もありますし、コーナーの出口も今まで以上に伸びている。疲労を抜いた中で準備すれば記録が出てもおかしくない」と、再浮上のきっかけをつかんだ様子だった。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションで男子200m決勝が行われ、上山紘輝(住友電工)が金メダルを獲得した。陸上競技の今大会金メダル第一号。日本勢としては前回の小池祐貴(住友電工)に続いて2大会連続となる。 スタートややや先行されたものの、得意とするコーナーワークで一気に抜け出すと、残り2~30m付近で前を捕らえて20秒60(-0.2)でフィニッシュ。誇らしげに日の丸を掲げた。 「プランとしてはもう少し前半から行って、キープして頑張ろうと思ったのですが、追いかける展開になって焦りました」と上山。それでも、最後まで力むことなく冷静に走り抜けた。 「ベンチでもまだ金メダルがないと話していたので、第一号となれてうれしいです。日本としてもチームの先輩の小池さんに続いて連覇できました」 昨年のオレゴン世界選手権で20秒26をマークして鮮烈な世界デビューを飾ったが、今季は悔しい思いをしてきた。シーズン序盤からなかなか調子が上がらず、連覇を狙った日本選手権では7位。アジア選手権では鵜澤飛羽(筑波大)の金メダルを後ろから見る銅メダルだった。 その後、急きょ飛んだロンドンで4×100mリレーの4走を務めてブダペスト世界選手権の出場権獲得に貢献。しかし、5位になった本番では走ることができず。200mでも予選敗退に終わっていた。 「悔しい思いをしてきたので、最後に挽回できるとしたらここしかなかった」。疲労があるなかで良い動きは徐々に取り戻して迎えた今大会。「タイムはボチボチですが、メダルを取れて良かった」。 来年のパリ五輪に向けても「スタートから行けている感覚もありますし、コーナーの出口も今まで以上に伸びている。疲労を抜いた中で準備すれば記録が出てもおかしくない」と、再浮上のきっかけをつかんだ様子だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

2025.12.22

箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 この1年で帝京大の長距離種目の歴代記録がガラリ […]

NEWS 大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

2025.12.22

大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

第6回全国大学対校男女混合駅伝の大会要項が公開され、大会アンバサダーに元乃木坂46の堀未央奈さんが選ばれた。 堀さんは乃木坂46の2期生として加入し、『バレッタ』でセンターを務めるなど人気メンバーとして活躍。21年3月に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top