HOME 国内

2023.09.23

泉谷駿介1年ぶり走幅跳で8m10の自己新!!!今季振り返り「75点、完璧なレースなかった」/全日本実業団
泉谷駿介1年ぶり走幅跳で8m10の自己新!!!今季振り返り「75点、完璧なレースなかった」/全日本実業団

23年全日本実業団男子走幅跳で優勝した泉谷駿介

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)

全日本実業団対抗の男子走幅跳が行われ、泉谷駿介(住友電工)が8m10(-0.4)をマークして優勝した。

110mハードルでダイヤモンドリーグ・ファイナルを戦い抜いた男が、1年ぶりに出場した走幅跳で衝撃のジャンプを見せる。1回目に自己記録を10cm更新。実は「公式練習の2回目に脚に違和感が出て、助走の途中で左ハムストリングスと右ふくらはぎをつりました」。

広告の下にコンテンツが続きます

それでも「踏み切りもうまく抜けたので、8mは行けるかなと思っていました」と飄々と言ってのける。昨年もシーズンラストにこの大会に出て8m00の自己新V。「走幅跳が好きですし、気分転換にもなります。踏み切り前の動きがハードルにも生きる」と出場する狙いを明かす。

今季は日本選手権で13秒04の日本新。ブダペスト世界選手権では日本人初のファイナルに進出して5位に食い込んだ。さらにダイヤモンドリーグ(DL)では日本男子初優勝、ファイナルでも4位。完全に世界トップハードラーの仲間入りを果たした。

シーズンを振り返り「結構、良かったので75点くらい」で、25点マイナスは「完璧なレースがなかった」のが理由だという。

広告の下にコンテンツが続きます

米国でのDLファイナルを前に、日本インカレで後輩の村竹ラシッド(順大)が日本記録に並ぶ13秒04。「日本がアメリカのレベルみたい。こんなに早く出るんだと思いましたが、さすがです。刺激になります」と話す。

これでシーズンアウトで「旅行に行きたい」と泉谷。1ヵ月ほどしっかり充電期間を設けたあとは、「来年はパリ五輪でメダルを取りたい」という目標に向かっていく。

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川) 全日本実業団対抗の男子走幅跳が行われ、泉谷駿介(住友電工)が8m10(-0.4)をマークして優勝した。 110mハードルでダイヤモンドリーグ・ファイナルを戦い抜いた男が、1年ぶりに出場した走幅跳で衝撃のジャンプを見せる。1回目に自己記録を10cm更新。実は「公式練習の2回目に脚に違和感が出て、助走の途中で左ハムストリングスと右ふくらはぎをつりました」。 それでも「踏み切りもうまく抜けたので、8mは行けるかなと思っていました」と飄々と言ってのける。昨年もシーズンラストにこの大会に出て8m00の自己新V。「走幅跳が好きですし、気分転換にもなります。踏み切り前の動きがハードルにも生きる」と出場する狙いを明かす。 今季は日本選手権で13秒04の日本新。ブダペスト世界選手権では日本人初のファイナルに進出して5位に食い込んだ。さらにダイヤモンドリーグ(DL)では日本男子初優勝、ファイナルでも4位。完全に世界トップハードラーの仲間入りを果たした。 シーズンを振り返り「結構、良かったので75点くらい」で、25点マイナスは「完璧なレースがなかった」のが理由だという。 米国でのDLファイナルを前に、日本インカレで後輩の村竹ラシッド(順大)が日本記録に並ぶ13秒04。「日本がアメリカのレベルみたい。こんなに早く出るんだと思いましたが、さすがです。刺激になります」と話す。 これでシーズンアウトで「旅行に行きたい」と泉谷。1ヵ月ほどしっかり充電期間を設けたあとは、「来年はパリ五輪でメダルを取りたい」という目標に向かっていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.16

MOWAドネーションセレモニーにレジェンド集結 アスリートゆかりの品を寄贈

世界陸連(WA)の「世界陸上競技博物館」(MOWA)が東京世界陸上開催期間中に展示されている東京都庁で16日、ドネーションセレモニーが執り行われた。 MOWAは、これまで活躍してきた世界中のレジェンドたちが紡いできた歴史 […]

NEWS 三浦龍司「やっぱり悔しかった」関心高まるサンショー「世界との壁超えていける種目」/東京世界陸上

2025.09.16

三浦龍司「やっぱり悔しかった」関心高まるサンショー「世界との壁超えていける種目」/東京世界陸上

東京世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)が都内でOnのイベントに出席。その後、報道陣の取材に応じた。 テレビやSNSなどで映像を見返すと「会場の雰囲 […]

NEWS 男子1500mパリ五輪金ホッカー 準決勝の妨害行為で失格 米国陸連の上訴却下に、ファンは署名活動/東京世界陸上

2025.09.16

男子1500mパリ五輪金ホッカー 準決勝の妨害行為で失格 米国陸連の上訴却下に、ファンは署名活動/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 東京世界陸上の3日目に行われた男子1500m準決勝において、パリ五輪金メダリストのコール・ホッカー(米国)がレース中の妨害行為により失格となり、波紋を呼んでいる。 レース […]

NEWS 8位入賞の三浦龍司「世界一が目標」金メダルのビーミッシュと対談/東京世界陸上

2025.09.16

8位入賞の三浦龍司「世界一が目標」金メダルのビーミッシュと対談/東京世界陸上

東京世界陸上の男子3000m障害で2大会連続入賞となる8位に入った三浦龍司(SUBARU)がレース翌日の16日、契約するOnのイベントに登壇し、同じくOn契約選手で同レースで金メダルを手にしたジョージ・ビーミッシュ(ニュ […]

NEWS 男子走幅跳世界記録保持者マイク・パウエル氏に資格停止処分

2025.09.16

男子走幅跳世界記録保持者マイク・パウエル氏に資格停止処分

9月12日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、男子走幅跳世界記録保持者のM.パウエル氏(米国)が暫定的な資格停止処分を受けることを発表した。 AIUは処分の理由を安全確保上の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top