◇第92回日本インカレ(9月14日~17日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)3日目
日本インカレ3日目に男子ハンマー投が行われ、福田翔大(日大院)が72m01の27年ぶり大会新記録で優勝を果たした。
福田は1回目から「悪い癖が出ていた」と失敗投てき。2回目に64m99を投げて3回目もファウルに終わる。だが、4回目に69m94を投げると、「少し脚が使える感触がありました」。それを生かした5回目は「(ターンの)後ろ(への引っ張り)を大きくできた」と、持ち味を生かした大きなターンでビッグスローにつなげた。
銅メダルを獲得した7月のアジア選手権投げた自己記録を21cm更新。「壁に感じていた」という72mを初めて超えた。27年前の大会記録はあのレジェンド室伏広治(中京大)のもの。
実は大学2年時に投げた69m61で、室伏広治の大学2年時の記録を破っている福田。「意識はしていませんし、広治さんは今の僕の歳でもっと投げているので」と言い、「73、74mは早く出したい」と、次は室伏の持つ学生記録73m82が次の目標となる。
「久しぶりに手応えのある投てきができました。今日の試合で少し投げに変化が出てきましたが90%くらい。まだまだ『ロス』もあります。良い感覚の動きをつかめていない」
アジア大会でも代表に選ばれており、「堂々と戦って自己ベストを投げてメダルを取りたいです」と意気込みを語った。
大会の模様はあすリートチャンネルのYouTubeでライブ配信されている。
あすリートチャンネル特設ページ

男女ハンマー投は大会新!福田翔大は“室伏広治超え”72m01!…村上来花は64m03 !
https://youtu.be/EKvDF_kkpiU?si=3BoOjoYzzWAlU_kWRECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
エディオンDCエントリー 田中希実3年8ヵ月ぶりのトラック1万m 五島莉乃、樺沢和佳奈、高島由香、不破聖衣来も
日本実業団連合は11月18日夜、エディオンディスタンスチャレンジin大阪2025(12月6日/大阪・ヤンマースタジアム長居)のエントリー選手を発表した。 女子10000mには田中希実(New Balance)がエントリー […]
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025