HOME 国内、大学

2023.09.15

甲南大が女子スプリント席巻!100mメダル独占、4継初優勝/日本IC
甲南大が女子スプリント席巻!100mメダル独占、4継初優勝/日本IC

23年日本インカレ女子4×100mRを制した甲南大。左から走順に藏重みう、岡根和奏、井戸アビゲイル風果、奥野由萌

◇第92回日本インカレ(9月14日~17日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)2日目

日本インカレ2日目、甲南大が女子短距離を席巻。100m決勝は藏重みうが11秒76(-0.3)で制すと、2位に岡根和奏が0.02秒で続き、奥野由萌が3位と、表彰台を独占した。

藏重は「2週間前に右前腿に少し違和感があったのですが、疲労を抜きつつゆったりとした動き、ドリルでポイントを抑えて」調整してきたという。

レースは3人が競り合いとなるなか、「最後まで気持ちを切らさずに早くフィニッシュできるように心掛けた」と、勝負強さを見せ、「勝ち切れたのは評価できると思います」と笑顔を浮かべる。

今季はアジア選手権4×100mリレー代表を経験。「個人で世界に出たい」という思いを強くした。

岡根は「並んだ時に少し力んでしまいました」と言い、奥野も「準決勝でベストが出たのでそのままいけば…と思ったのですが、最後少し崩れてしまいました」と悔しがる。それでも「表彰台独占は狙っていたのでうれしいです」と喜んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

藏重を1走、岡根が2走、400mに出場した井戸アビゲイル風果を3走に、そしてアンカーを奥野が務めた4×100mリレーは44秒72で初優勝。予選で学生記録にあと0.01秒に迫る44秒52を出したが、伊東浩司先生から「記録を気にせずに」と送り出され、チャレンジャーとして日本一を勝ち取った。

岡根は「優勝を目指してきたので達成できてうれしいです。バトンパスは課題がありますが、伸び率があります」とさらなる記録更新を狙う。奥野は「1着でゴールにバトンを持って行くことだけ考えて走りました」と笑顔が弾けた。

ここにケガで離脱中の青山華衣が控える甲南大。青山は「いつも通り明るく行ってこいって感じでした」とエールを送られた4人が、走れない青山の分も気持ちを込めてバトンをつないだ。

岡根は「ここに満足せず、2連覇、3連覇とするためにスタートに立てました」と、甲南大旋風を巻き起こすことを誓った。

大会の模様はあすリートチャンネルのYouTubeでライブ配信されている。
あすリートチャンネル特設ページ

◇第92回日本インカレ(9月14日~17日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)2日目 日本インカレ2日目、甲南大が女子短距離を席巻。100m決勝は藏重みうが11秒76(-0.3)で制すと、2位に岡根和奏が0.02秒で続き、奥野由萌が3位と、表彰台を独占した。 藏重は「2週間前に右前腿に少し違和感があったのですが、疲労を抜きつつゆったりとした動き、ドリルでポイントを抑えて」調整してきたという。 レースは3人が競り合いとなるなか、「最後まで気持ちを切らさずに早くフィニッシュできるように心掛けた」と、勝負強さを見せ、「勝ち切れたのは評価できると思います」と笑顔を浮かべる。 今季はアジア選手権4×100mリレー代表を経験。「個人で世界に出たい」という思いを強くした。 岡根は「並んだ時に少し力んでしまいました」と言い、奥野も「準決勝でベストが出たのでそのままいけば…と思ったのですが、最後少し崩れてしまいました」と悔しがる。それでも「表彰台独占は狙っていたのでうれしいです」と喜んだ。 藏重を1走、岡根が2走、400mに出場した井戸アビゲイル風果を3走に、そしてアンカーを奥野が務めた4×100mリレーは44秒72で初優勝。予選で学生記録にあと0.01秒に迫る44秒52を出したが、伊東浩司先生から「記録を気にせずに」と送り出され、チャレンジャーとして日本一を勝ち取った。 岡根は「優勝を目指してきたので達成できてうれしいです。バトンパスは課題がありますが、伸び率があります」とさらなる記録更新を狙う。奥野は「1着でゴールにバトンを持って行くことだけ考えて走りました」と笑顔が弾けた。 ここにケガで離脱中の青山華衣が控える甲南大。青山は「いつも通り明るく行ってこいって感じでした」とエールを送られた4人が、走れない青山の分も気持ちを込めてバトンをつないだ。 岡根は「ここに満足せず、2連覇、3連覇とするためにスタートに立てました」と、甲南大旋風を巻き起こすことを誓った。

大会の模様はあすリートチャンネルのYouTubeでライブ配信されている。
あすリートチャンネル特設ページ

【動画】女子100mで甲南大が1、2、3位フィニッシュ! 藏重は1年生V

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.15

28年ロス五輪の競技日程が決定! T&Fは7月15日~24日 競歩は27日、マラソンは29日と30日に実施

2028年に開催されるロサンゼルス五輪の組織委員会は、大会開幕まで3年となった7月14日、各競技の詳細な日程を発表した。 陸上競技については、すでに昨年6月の段階で、1972年ミュンヘン大会以降は大会後半に行われてきた従 […]

NEWS 1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

2025.07.15

1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

関東学生網走夏季記録挑戦競技会(7月20日/北海道・網走市営陸上競技場)のスタートリストが7月15日、同連盟の公式サイトで発表された。 5組で行われる男子10000mは、最終5組に各大学の主力選手が名を連ねた。國學院大か […]

NEWS 【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

2025.07.15

【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

7月5日に埼玉県越谷市で開催されたアスリートリンゲージフェスティバルの男子棒高跳で中学3年生の大森蒼以(KPVC・埼玉)が中学歴代2位の5m00をマークした。 大森は2011年3月生まれの14歳。5月には4m90を跳んで […]

NEWS DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

2025.07.14

DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]

NEWS 男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top