◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)8日目
ブダペスト世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、女子マラソンはエチオピア勢がその強さを見せつけた。世界歴代3位の2時間14分58秒を持つアマネ・ベリソが2時間24分23秒で制し、前回優勝のゴディトム・ゲブレスラシェが11秒差で2位とワン・ツー。5位にもヤレムゼルフ・イェフアラウが続き、トリプル入賞を飾った。
序盤から給水のタイミングでペースを上げるなど、レース全体を支配したエチオピア勢が、本格的に勝負を仕掛けたのが24kmを過ぎてから。まず集団の人数を10人程度に絞ると、33km過ぎに緑と赤のユニフォームを来た4人が一斉にスパートした。
そのうちの1人、ツェハイ・ゲメチェウはその後に途中棄権したが、3人は後続をじりじりと引き離した。この場面をベリソは「力を合わせれば、より良い結果が得られるとわかっていた。先頭グループを減らし、その後に4名で突き放す。それが私たちの計画でした」と振り返る。
25kmから5kmごとに16分36秒、16分06秒という圧巻のスパートでケニア勢をはじめライバルとの勝負に決着をつけた。
あとは、「タフなチームメイトとの戦い」ベリソ。その中で主導権を握ったのがベリソで、36km過ぎにスパート。ゲブレスラシェ、イェフアラウを突き放すと、そのままフィニッシュへ。
「勝てて言葉が見つからないくらいうれしいです。3つのメダルすべてを獲得したかった。最終的には計画通りにはいきませんでしたが、金と銀を獲得したことに満足しています」
世界記録の2時間14分04秒はブリジッド・コスゲイ、歴代2位の2時間14分18秒はルース・チェプンゲティチとケニア勢が記録面では上回り、五輪ではケニアが2連勝中。対するエチオピは、世界選手権ではこれで2連覇を達成。来年のパリ五輪では、2大会ぶりの女王の座奪還へと向かう。
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