HOME 国内、世界陸上、日本代表
走高跳・赤松諒一が1位タイで決勝へ「全部一発で決めて確実に入賞を」/世界陸上
走高跳・赤松諒一が1位タイで決勝へ「全部一発で決めて確実に入賞を」/世界陸上

男子走高跳で決勝進出を果たした赤松諒一(アワーズ)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子走高跳予選A組に出場した赤松諒一(アワーズ)は、堂々の全体トップタイで決勝進出を決めた。

2m14、2m18、2m22、2m25、2m28の5つのバーを、すべて1回でクリア。それもほとんどバーに触れない鮮やかな跳躍を見せ続けた。今季世界リスト1位、2位のムタズ・エッサ・バルシム(カタール)、ジュヴォーン・ハイソン(米国)と並んだ位置での堂々たる予選通過に、「今年は絶対に予選を通るぞと思って臨んだので、全部一発でクリアできたのは本当に良かったです」と笑顔で振り返った。

今大会に向けてより反発力のあるスパイクに新調。ただ、「まともに跳ぶのは初めてだった」ため最初は硬さを感じ、2m18では「つぶれた跳躍になりました」。それでも徐々にアジャストし、「最後のほうは結構合わせて跳べるようになった」と、決勝に向けて手応えを口にする。

初のシニア世界大会出場だった前回のオレゴン大会は、力を出し切れずに予選で敗退。そこから1年で見違えるほどの跳躍を見せる。だが、それは継続してきたトレーニングの積み重ねからの成果だ。

2月のアジア室内選手権では、22年オレゴン世界選手権銀メダリストのウ・サンヒョク(韓国)を抑えて金メダルに輝くと、6月の日本選手権は2m29で初制覇。7月のトワイライト・ゲームスでは2m30に成功し、日本人8人目の大台ジャンパーとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

培ってきた力を、世界にぶつける時がやってきた。「確実に全部一発で決めて、自己ベストを出せればいい」と赤松。その先にある「入賞を確実に狙っていきたい」と力強く語った。

決勝は日本時間の8月23日午前2時55分に行われる。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子走高跳予選A組に出場した赤松諒一(アワーズ)は、堂々の全体トップタイで決勝進出を決めた。 2m14、2m18、2m22、2m25、2m28の5つのバーを、すべて1回でクリア。それもほとんどバーに触れない鮮やかな跳躍を見せ続けた。今季世界リスト1位、2位のムタズ・エッサ・バルシム(カタール)、ジュヴォーン・ハイソン(米国)と並んだ位置での堂々たる予選通過に、「今年は絶対に予選を通るぞと思って臨んだので、全部一発でクリアできたのは本当に良かったです」と笑顔で振り返った。 今大会に向けてより反発力のあるスパイクに新調。ただ、「まともに跳ぶのは初めてだった」ため最初は硬さを感じ、2m18では「つぶれた跳躍になりました」。それでも徐々にアジャストし、「最後のほうは結構合わせて跳べるようになった」と、決勝に向けて手応えを口にする。 初のシニア世界大会出場だった前回のオレゴン大会は、力を出し切れずに予選で敗退。そこから1年で見違えるほどの跳躍を見せる。だが、それは継続してきたトレーニングの積み重ねからの成果だ。 2月のアジア室内選手権では、22年オレゴン世界選手権銀メダリストのウ・サンヒョク(韓国)を抑えて金メダルに輝くと、6月の日本選手権は2m29で初制覇。7月のトワイライト・ゲームスでは2m30に成功し、日本人8人目の大台ジャンパーとなった。 培ってきた力を、世界にぶつける時がやってきた。「確実に全部一発で決めて、自己ベストを出せればいい」と赤松。その先にある「入賞を確実に狙っていきたい」と力強く語った。 決勝は日本時間の8月23日午前2時55分に行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.01

夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇

第30回九重町長杯九州選抜高校駅伝が8月31日、大分県九重町の飯田高原千町無田周回コース(男子7区間42.195km)で行われ、小林(宮崎)が2時間8分30秒8年ぶりに優勝した。 小林は1区でトップと2秒差の2位発進。2 […]

NEWS 【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

2025.09.01

【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

8月30日、岡山県ジュニア選手権が津山市の津山陸上競技場で行われ、U20規格で行われた男子110mハードル(高さ:0.991m)において、齋藤玲旺(倉敷一中3)が14秒07(-0.6)で優勝。中学歴代では5位の好タイムと […]

NEWS 円盤投・ペターションが引退表明 東京五輪銀メダリスト「人生の大部分を占めていた競技を去るのは不思議な気持ち」

2025.09.01

円盤投・ペターションが引退表明 東京五輪銀メダリスト「人生の大部分を占めていた競技を去るのは不思議な気持ち」

男子円盤投の東京五輪銀メダリスト、S.ペターション(スウェーデン)が自身のSNSで引退を表明した。 ペターションは1994年生まれの31歳で、自己記録は22年にマークした70m42。東京五輪ではD.ストールとともにスウェ […]

NEWS カナダのドグラスが2種目代表入り ドイツはミハンボ、ヴェバーら順当に選出 東京世界陸上代表を各国発表

2025.09.01

カナダのドグラスが2種目代表入り ドイツはミハンボ、ヴェバーら順当に選出 東京世界陸上代表を各国発表

9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 カナダは男子100m,200mにA.ドグラスが入った。2021年東京五輪の男子200m金メダリスト。今季はやや精彩を欠いているが、100mは昨年のパ […]

NEWS Hondaが東京世界陸上のオフィシャルパートナーとして大会公式車両を提供

2025.09.01

Hondaが東京世界陸上のオフィシャルパートナーとして大会公式車両を提供

Hondaは9月1日、オフィシャルパートナーとして協賛している東京世界選手権で大会公式車両を提供することを発表した。 同社は世界選手権のオフィシャルパートナーを務め、「革新技術を搭載した多様なモビリティを通じて環境・安全 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top