2023.08.02
◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場)
北海道インターハイの1日目が行われ、女子ハンマー投は嶋本美海(添上3奈良)が58m68を放って優勝した。
今季は58m72(高校歴代2位)を投げ、圧倒的な優勝候補として臨んだ嶋本。噂に違わぬ強さを見せたが、その目には涙があふれた。
7月9日、同じ厚別公園競技場の南部記念で自己記録を投げていた嶋本。それだけに、「練習も含めて良い流れでここまで来ることができました」。1回目に58m68をマークして笑顔を見せる。
しかし、その後は記録を狙うあまり力みがあり、2回目と6回目にファウル。2番目に良い記録は5回目の56m79にとどまった。
優勝については「1つの目標だったので1投目の記録で決められて良かった」と言う嶋本。ただ、「目指していたのはそこではなく、尊敬する村上来花さん(弘前実・青森/現・九州共立大)の持つ大会記録(59m00)の更新でした。それが達成できなくて悔しいです」と言うと悔し涙が頬を伝った。
それでも、プレッシャーに打ち勝って日本一となり、しっかり村上、そして2019年に制した同校の先輩・奥村梨里佳(現・九州共立大)と同じ『インターハイ女王』の称号を手にした嶋本。
「次は早く60mを投げて、村上さんの持つ高校記録(62m88)にチャレンジしたいです」
高校女子2人目の大台スローへ。嶋本はこれからも進化を遂げていく。
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