HOME 国内、日本代表

2023.07.17

北口榛花が4年ぶり日本新!! 67m04で今季DL2勝目! 世界陸上に向け視界良好/DLシレジア
北口榛花が4年ぶり日本新!! 67m04で今季DL2勝目! 世界陸上に向け視界良好/DLシレジア

女子やり投の北口榛花

17日、ポーランド・ホジュフでダイヤモンドリーグ(DL)第8戦カミラ・スコリモフスカ記念が行われ、女子やり投の北口榛花(JAL)が67m04の日本新記録を樹立した。これまでの日本記録は北口が19年に樹立した66m00で、4年ぶりの記録更新となった。

今季、65m09がシーズンベストの北口は1投目から64m12と好記録をマーク。2投目から4投目は記録が伸びなかったが、観客に手拍子を求めた5投目に65m82と今季ベストを披露した。

DLの特別ルールの上位3人だけが進める「Final 3」に残った北口は、最後の試技でこれまでにないスピードでやりを投射。大きな放物線を描くと、今季世界最高(66m50)を示すバーチャルのラインを越えたところに突き刺さった。

広告の下にコンテンツが続きます

「67m04」のアナウンスを聞いた北口は信じられないという表情を見せ、観客の歓声にはトレードマークの笑顔で応えた。

この記録は今季世界最高だけではなく、昨年のオレゴン世界選手権の優勝記録(66m91)を上回る快記録。DLは6月のパリ大会に続き今季2勝目となり、名実ともに今シーズンの世界の頂点に立つ。すでに代表に決まっている8月のブダペスト世界選手権には優勝候補の筆頭として乗り込むこととなる。

また、7月1日から有効期間が始まった来年のパリ五輪の参加標準記録も突破。ブダペスト世界選手権でメダルを獲得すれば、自動的に五輪代表に内定する権利を手にした。

広告の下にコンテンツが続きます
17日、ポーランド・ホジュフでダイヤモンドリーグ(DL)第8戦カミラ・スコリモフスカ記念が行われ、女子やり投の北口榛花(JAL)が67m04の日本新記録を樹立した。これまでの日本記録は北口が19年に樹立した66m00で、4年ぶりの記録更新となった。 今季、65m09がシーズンベストの北口は1投目から64m12と好記録をマーク。2投目から4投目は記録が伸びなかったが、観客に手拍子を求めた5投目に65m82と今季ベストを披露した。 DLの特別ルールの上位3人だけが進める「Final 3」に残った北口は、最後の試技でこれまでにないスピードでやりを投射。大きな放物線を描くと、今季世界最高(66m50)を示すバーチャルのラインを越えたところに突き刺さった。 「67m04」のアナウンスを聞いた北口は信じられないという表情を見せ、観客の歓声にはトレードマークの笑顔で応えた。 この記録は今季世界最高だけではなく、昨年のオレゴン世界選手権の優勝記録(66m91)を上回る快記録。DLは6月のパリ大会に続き今季2勝目となり、名実ともに今シーズンの世界の頂点に立つ。すでに代表に決まっている8月のブダペスト世界選手権には優勝候補の筆頭として乗り込むこととなる。 また、7月1日から有効期間が始まった来年のパリ五輪の参加標準記録も突破。ブダペスト世界選手権でメダルを獲得すれば、自動的に五輪代表に内定する権利を手にした。

【動画】北口榛花が4年ぶりの自己新!67m04のビッグスローをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

400m・中島佑気ジョセフ「たくさんの人に力をもらった」高野超え6位入賞で「見えた景色」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62をマークして6位入賞を果たした。 1991年東京大会の高野 […]

NEWS 鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

2025.09.18

鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子200m準決勝1組に出場した鵜澤飛羽(JAL)は20秒23(-0.1)の6着。2003年パリ大会の末續慎吾、2 […]

NEWS マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

2025.09.18

マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子400mはシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位、大会新の47秒78でこの種目初優勝を飾った。 […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝に出場した中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位となり、1991年東京大会で高野進が7位だっ […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝1組の中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で6位に入った。 日本人選手が世界陸上で決勝を走ったの […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top