HOME 高校

2023.06.19

男子110mH高橋大史が追参で13秒92!「調子悪い」ながらも好タイム連発「インターハイで高校新」/IH東北
男子110mH高橋大史が追参で13秒92!「調子悪い」ながらも好タイム連発「インターハイで高校新」/IH東北

男子110mH決勝を制した高橋大史(中央)

◇インターハイ東北地区大会(6月15日~18日/山形・県総合運動公園競技場)4日目

北海道インターハイを懸けた東北地区大会の4日目が行われ、男子110mハードルでは高橋大史(山形中央3)が好タイムを連発した。準決勝では大会記録(14秒25)を更新する14秒16(+1.4)をマーク。決勝では追い風参考ながら、高校歴代7位相当の13秒92(+2.3)で駆け抜けた。

広告の下にコンテンツが続きます

予選の14秒30(+3.3)を含めて、この日は3レースともハイレベルなパフォーマンスを見せた高橋。しかし「実は朝から調子が良くなくて、身体が重たかったです」と話す。強い雨が降って気温も下がった大会2日目から一転して、3日目と最終日は天候こそ回復したものの、気温は30度前後まで上昇。その変化がコンディションに影響した。「身体に熱がこもっていました」と明かす。

決勝は2位(14秒26)の種澤楓(大湊3青森)に先行を許した。「1台目は置いていかれた感じです」。しかし、中盤あたりで本来の動きを取り戻す。「インターバルをしっかり刻めました」。

2020年の全国中学生大会では四種競技で中学新記録(3091点)を打ち立てて優勝。だが、高1の冬に腰椎分離症が判明して、110mハードルに専念した。昨年のインターハイは準決勝進出。今季は「リラックスを意識したハードリングで無駄な力を使わないようにしています」と言う。

5月上旬の支部大会で自己記録を0.07秒更新する14秒31(-0.2)を出すと、下旬の県大会では14秒27(+0.5)と短縮。今大会でさらに塗り替え、「楽しい試合」と振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

インターハイでは高校記録(13秒69)の更新と優勝を目標に掲げる高橋。「13秒台で走る感覚をつかめました。序盤からスムーズに入れれば、タイムはもっと出ると思います」と意気込んだ。

◇インターハイ東北地区大会(6月15日~18日/山形・県総合運動公園競技場)4日目 北海道インターハイを懸けた東北地区大会の4日目が行われ、男子110mハードルでは高橋大史(山形中央3)が好タイムを連発した。準決勝では大会記録(14秒25)を更新する14秒16(+1.4)をマーク。決勝では追い風参考ながら、高校歴代7位相当の13秒92(+2.3)で駆け抜けた。 予選の14秒30(+3.3)を含めて、この日は3レースともハイレベルなパフォーマンスを見せた高橋。しかし「実は朝から調子が良くなくて、身体が重たかったです」と話す。強い雨が降って気温も下がった大会2日目から一転して、3日目と最終日は天候こそ回復したものの、気温は30度前後まで上昇。その変化がコンディションに影響した。「身体に熱がこもっていました」と明かす。 決勝は2位(14秒26)の種澤楓(大湊3青森)に先行を許した。「1台目は置いていかれた感じです」。しかし、中盤あたりで本来の動きを取り戻す。「インターバルをしっかり刻めました」。 2020年の全国中学生大会では四種競技で中学新記録(3091点)を打ち立てて優勝。だが、高1の冬に腰椎分離症が判明して、110mハードルに専念した。昨年のインターハイは準決勝進出。今季は「リラックスを意識したハードリングで無駄な力を使わないようにしています」と言う。 5月上旬の支部大会で自己記録を0.07秒更新する14秒31(-0.2)を出すと、下旬の県大会では14秒27(+0.5)と短縮。今大会でさらに塗り替え、「楽しい試合」と振り返った。 インターハイでは高校記録(13秒69)の更新と優勝を目標に掲げる高橋。「13秒台で走る感覚をつかめました。序盤からスムーズに入れれば、タイムはもっと出ると思います」と意気込んだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.31

過去最高2位の東北福祉大「100%以上の力を発揮」大東大はアクシデントも「冷静に対応できた」 各チームに課題と収穫/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

2025.12.31

逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2025.12.31

箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top