HOME 国内

2023.06.04

君嶋愛梨沙 200m日本歴代3位タイの23秒17!! 100mに続いて2冠/日本選手権
君嶋愛梨沙 200m日本歴代3位タイの23秒17!! 100mに続いて2冠/日本選手権

23年日本選手権女子100m、200mの2冠となった君嶋愛梨沙

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の最終日に女子200m決勝が行われ、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が初優勝し、100mとの2冠を果たした。

フィニッシュタイマーは23秒17(±0)。鶴田玲美(南九州ファミリマート)が2020年にマークした日本歴代3位に並ぶ好記録だった。

広告の下にコンテンツが続きます

前半の100mはリラックスして入ると、直線に入ってからの走りは圧巻。失速を最小限に抑えて後続との差を一気に広げた。

「2冠をできる選手は限られていると思うので、それは良かったかな」。あくまで今は100mでの日本記録更新(11秒21)に照準を合わせているが、元々、中学時代は200mで中学記録(当時・24秒36)を作った君嶋。「当時は初めての全国大会でいきなり中学新。今回はしっかり勝ちたいと思ってやってきた」と当時を懐かしんだ。

今大会は欠場となった兒玉芽生(ミズノ)とともに、日本女子スプリントを牽引する1人になった。しかし、「引っ張るというタイプではないので、みんなで仲良くしながら、お互い高めていければ」と自身も含めて女子短距離陣の底上げを期待する。

目指しているのは日本女子初の10秒台、そしてパリ五輪。100mと200m2冠をステップに、その爆走はさらに加速していく。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の最終日に女子200m決勝が行われ、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が初優勝し、100mとの2冠を果たした。 フィニッシュタイマーは23秒17(±0)。鶴田玲美(南九州ファミリマート)が2020年にマークした日本歴代3位に並ぶ好記録だった。 前半の100mはリラックスして入ると、直線に入ってからの走りは圧巻。失速を最小限に抑えて後続との差を一気に広げた。 「2冠をできる選手は限られていると思うので、それは良かったかな」。あくまで今は100mでの日本記録更新(11秒21)に照準を合わせているが、元々、中学時代は200mで中学記録(当時・24秒36)を作った君嶋。「当時は初めての全国大会でいきなり中学新。今回はしっかり勝ちたいと思ってやってきた」と当時を懐かしんだ。 今大会は欠場となった兒玉芽生(ミズノ)とともに、日本女子スプリントを牽引する1人になった。しかし、「引っ張るというタイプではないので、みんなで仲良くしながら、お互い高めていければ」と自身も含めて女子短距離陣の底上げを期待する。 目指しているのは日本女子初の10秒台、そしてパリ五輪。100mと200m2冠をステップに、その爆走はさらに加速していく。

【動画】日本歴代3位タイ! 200mも制した君嶋愛梨沙の走りをチェック!

女子200m日本歴代10傑

22.88  1.8 福島 千里(北海道ハイテクAC)   2016. 6.26 23.15  1.5 髙橋萌木子(平成国際大3)      2009. 5. 3 23.17 -0.1 鶴田 玲美(南九州ファミリーマート) 2020.10. 3 23.17  0.0 君嶋愛梨沙(土木管理総合)      2023. 6. 4 23.33  0.4 信岡沙希重(ミズノ)         2004. 6. 6 23.35  0.4 渡辺 真弓(東邦銀行)        2013. 5. 3 23.39 -0.2 市川 華菜(ミズノ)         2017. 6.24 23.41 -1.0 兒玉 芽生(ミズノ)         2022. 9.25 23.44 -0.2 青野 朱李(山梨学大4)       2022. 9.11 23.45  0.9 齋藤 愛美(倉敷中央高2岡山)    2016.10.23

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.21

都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

全国高校駅伝(12月21日/京都)の地区代表を懸けた地区高校駅伝が明日11月22日に関東(北関東、南関東/埼玉・熊谷スポーツ文化公園)で、あさって23日には東海(三重・三重高前発着コース)で行われる。これで、地区高校駅伝 […]

NEWS 「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

2025.11.21

「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は11月2 […]

NEWS 来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

2025.11.21

来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

日本陸連は11月21日、第46回世界クロスカントリー選手権(来年1月10日/米国・タラハシー)のシニア日本代表12名を発表した。 シニア男女各6名ずつ。男子10kmは7月の日本選手権5000m覇者の井川龍人(旭化成)が2 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2025年12月号)

2025.11.21

お詫びと訂正(月刊陸上競技2025年12月号)

月刊陸上競技2025年12月号に一部誤りがございました。 75ページに掲載した高校駅伝福岡県大会女子で、優勝した筑紫女学園の記事の中に、区間賞獲得者が1人(5区・大熊さわ選手/3年)となっておりましたが、正しくは3人(大 […]

NEWS 110mH徐卓一が13秒12 劉俊茜も13秒14 女子100mVの陳妤頡は200mも制す/中国全国運動会

2025.11.21

110mH徐卓一が13秒12 劉俊茜も13秒14 女子100mVの陳妤頡は200mも制す/中国全国運動会

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月20日まで広東省で開催され、男子110mハードルでは徐卓一が13秒12(+1.7)のアジア歴代5位タイの好タイムで優勝した。 22歳の徐は昨年のパリ五輪代表。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top