HOME 国内

2023.06.03

棒高跳・諸田実咲が4m20で2年ぶりV 妹と入賞「思い出になります」2位・柳川美空が4m10で高校生メダル/日本選手権
棒高跳・諸田実咲が4m20で2年ぶりV 妹と入賞「思い出になります」2位・柳川美空が4m10で高校生メダル/日本選手権

4m20で23年日本選手権女子棒高跳に優勝した諸田実咲

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に女子棒高跳が行われ、諸田実咲(アットホーム)が4m20をマーク。2年ぶり2度目の優勝を飾った。

4月1日に4m41の日本記録を樹立していた諸田。「少し慎重になって構えてしまったのはあります」。さらに、雨天のため1日順延したことで「調整が少し難しい部分もありました」。

広告の下にコンテンツが続きます

それでも3m90、4m00、10、20と1回で成功。しかし、優勝を決めた後の4m30はクリアならず。「普通に行けば跳べると思ったのですが、助助走から踏み切りがしっくりこなかった。力不足です」と振り返った。

目指しているのは4m50~60。そのためには「まず4m30から40を安定させたいです」。筋力面やスピードなど「ベースをアップしていきたい」。14フィートから14.7フィートのポールに挑戦中で「それを使いこなせれば跳べます」と手応えをつかんでいる。

7月のアジア選手権(バンコク)や秋のアジア大会をターゲットにしており、「選んでいただけたら記録と順位を狙っていきたい」と意気込みを語った。

中学時代から出場してきた日本選手権。今回、初めて妹の諸田祐佳(中大)とともに出場した。祐佳は7位入賞。大学で競技引退を決めているそうで「最初で最後の日本選手権で、一緒に入賞できて思い出に残ります」と姉らしい笑顔を見せた。

2位には一緒に練習している高校生の柳川美空(前橋育英高3群馬)が食い込み、屋外ベストとなる4m10(高校歴代4位タイ)をクリア。「理想の助走ができなかったのが課題。安定させて、まずは北関東大会で高校記録(4m16)を跳んでインターハイに弾みをつけたいです」と語った。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に女子棒高跳が行われ、諸田実咲(アットホーム)が4m20をマーク。2年ぶり2度目の優勝を飾った。 4月1日に4m41の日本記録を樹立していた諸田。「少し慎重になって構えてしまったのはあります」。さらに、雨天のため1日順延したことで「調整が少し難しい部分もありました」。 それでも3m90、4m00、10、20と1回で成功。しかし、優勝を決めた後の4m30はクリアならず。「普通に行けば跳べると思ったのですが、助助走から踏み切りがしっくりこなかった。力不足です」と振り返った。 目指しているのは4m50~60。そのためには「まず4m30から40を安定させたいです」。筋力面やスピードなど「ベースをアップしていきたい」。14フィートから14.7フィートのポールに挑戦中で「それを使いこなせれば跳べます」と手応えをつかんでいる。 7月のアジア選手権(バンコク)や秋のアジア大会をターゲットにしており、「選んでいただけたら記録と順位を狙っていきたい」と意気込みを語った。 中学時代から出場してきた日本選手権。今回、初めて妹の諸田祐佳(中大)とともに出場した。祐佳は7位入賞。大学で競技引退を決めているそうで「最初で最後の日本選手権で、一緒に入賞できて思い出に残ります」と姉らしい笑顔を見せた。 2位には一緒に練習している高校生の柳川美空(前橋育英高3群馬)が食い込み、屋外ベストとなる4m10(高校歴代4位タイ)をクリア。「理想の助走ができなかったのが課題。安定させて、まずは北関東大会で高校記録(4m16)を跳んでインターハイに弾みをつけたいです」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.09

中大が来春の新入生を発表!長距離は栗村凌、簡子傑ら U20東アジア選手権代表・後藤大輔も進学

中大男子陸上部は12月9日、来春入学となるスポーツ推薦試験の合格者20人を発表した。 長距離ブロックでは広島インターハイ5000m3位で、高校歴代歴代8位の13分34秒38を持つ栗村凌(学法石川高・福島)が合格。栗村は昨 […]

NEWS 富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

2025.12.09

富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]

NEWS 鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

2025.12.09

鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

鹿児島銀行は12月8日、宇都ひなたと坂口日菜子が10月末に退部したことを発表した。 宇都は鹿児島・伊敷中から鹿児島高に進学し、3年時には1500mでインターハイに出場。卒業後はワコールに進み、1年目からクイーンズ駅伝に出 […]

NEWS ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

2025.12.09

ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]

NEWS パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

2025.12.09

パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top