HOME 国内

2023.06.02

男子1500m・河村一輝が32年ぶり大会新でV ハイペースから抜け出し、2年ぶり戴冠/日本選手権
男子1500m・河村一輝が32年ぶり大会新でV ハイペースから抜け出し、2年ぶり戴冠/日本選手権

32年ぶり大会新で23年日本選手権男子1500mを制した河村一輝

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に男子1500mが行われ、3分35秒42の日本記録保持者・河村一輝(トーエネック)が、3分38秒45で2年ぶり2度目の優勝を果たした。3分38秒69で2位の高橋佑輔(北大院)、3分38秒75で3位の森田佳祐(SUBARU)までが従来の記録(3分38秒88)を32年ぶりに更新する大会記録だった。

「2年前に日本記録を出してからなかなか勝てず、今季も3番や4番が良い所でしたが、一番大きな舞台でしっかり勝てたことは嬉しいです」

広告の下にコンテンツが続きます

河村は、同じく1500mを主戦場に戦うチームメイトの野口雄大と、「スローペースになって最後の150mや200mで勝負したら、800mメインの選手には厳しい」と話していた。その言葉通り、スタート直後からハイペースで飛び出した野口の背中にピタリとついた。ペースが上がった終盤に先頭から離れたが、「苦しかったけれど、みんなも苦しいはず」と踏ん張り、残る力を振り絞る。高橋、森田との三つ巴は、最終コーナーを過ぎて抜け出した河村に軍配が上がった。

2年前の初優勝は「勢いだけで勝った」。今回も勝てると自信を持ってきたわけではなかったが、河村は「その中で勝てたことは自信になりました」と安堵の表情を浮かべた。

ただ、今大会には飯澤千翔(住友電工)や荒井七海(Honda)といった力のある選手が不在だったこともあり、慢心は一切ない。今後は7月のアジア選手権がターゲットになる。「安心せず、地に足をつけてこの先の大会に向かっていきたいです」。河村は2年ぶりの喜びを味わいながらも気を引き締めた。

文/小野哲史

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に男子1500mが行われ、3分35秒42の日本記録保持者・河村一輝(トーエネック)が、3分38秒45で2年ぶり2度目の優勝を果たした。3分38秒69で2位の高橋佑輔(北大院)、3分38秒75で3位の森田佳祐(SUBARU)までが従来の記録(3分38秒88)を32年ぶりに更新する大会記録だった。 「2年前に日本記録を出してからなかなか勝てず、今季も3番や4番が良い所でしたが、一番大きな舞台でしっかり勝てたことは嬉しいです」 河村は、同じく1500mを主戦場に戦うチームメイトの野口雄大と、「スローペースになって最後の150mや200mで勝負したら、800mメインの選手には厳しい」と話していた。その言葉通り、スタート直後からハイペースで飛び出した野口の背中にピタリとついた。ペースが上がった終盤に先頭から離れたが、「苦しかったけれど、みんなも苦しいはず」と踏ん張り、残る力を振り絞る。高橋、森田との三つ巴は、最終コーナーを過ぎて抜け出した河村に軍配が上がった。 2年前の初優勝は「勢いだけで勝った」。今回も勝てると自信を持ってきたわけではなかったが、河村は「その中で勝てたことは自信になりました」と安堵の表情を浮かべた。 ただ、今大会には飯澤千翔(住友電工)や荒井七海(Honda)といった力のある選手が不在だったこともあり、慢心は一切ない。今後は7月のアジア選手権がターゲットになる。「安心せず、地に足をつけてこの先の大会に向かっていきたいです」。河村は2年ぶりの喜びを味わいながらも気を引き締めた。 文/小野哲史

【動画】32年ぶりの大会新!上位3人が記録を更新した男子1500mのレースをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.29

平島龍斗が10000m27分56秒84の日体大新記録! 昨年全日本1区区間賞の実力者/日体大長距離競技会

第325回日体大長距離競技会兼第19回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)は11月29日、NCG男子10000mで平島龍斗(日体大)が27分56秒84の日体大新記録をマークした。従来の記録は池田耀 […]

NEWS 東京世界陸上35km競歩銅メダル・勝木隼人は優秀選手賞 「来年はアジア大会で活躍したい」/陸連アワード

2025.11.29

東京世界陸上35km競歩銅メダル・勝木隼人は優秀選手賞 「来年はアジア大会で活躍したい」/陸連アワード

◇日本陸連アスレティックス・アワード2025(11月29日/東京・国立競技場) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが、陸連100周年記念イベントとともに初めて国立競技場で行われた。 9月の東京世界選手権 […]

NEWS 優秀選手賞の山西利和 「来シーズンは試行錯誤」 世界競歩チーム選手権がターゲット/陸連アワード

2025.11.29

優秀選手賞の山西利和 「来シーズンは試行錯誤」 世界競歩チーム選手権がターゲット/陸連アワード

◇日本陸連アスレティックス・アワード2025(11月29日/東京・国立競技場) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが、陸連100周年記念イベントとともに初めて国立競技場で行われた。 男子20km競歩で世 […]

NEWS 年間MVP選出の藤井菜々子「メダルを取った実感が湧いた」 ハーフ対応へ「特に練習は変えない」/陸連アワード

2025.11.29

年間MVP選出の藤井菜々子「メダルを取った実感が湧いた」 ハーフ対応へ「特に練習は変えない」/陸連アワード

◇日本陸連アスレティックス・アワード2025(11月29日/東京・国立競技場) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが、陸連100周年記念イベントとともに初めて国立競技場で行われた。 9月の東京世界選手権 […]

NEWS 2年連続優秀選手賞の村竹ラシッド 来季は世界陸上アルティメット選手権で「あわよくば優勝まで」/陸連アワード

2025.11.29

2年連続優秀選手賞の村竹ラシッド 来季は世界陸上アルティメット選手権で「あわよくば優勝まで」/陸連アワード

◇日本陸連アスレティックス・アワード2025(11月29日/東京・国立競技場) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが、陸連100周年記念イベントとともに初めて国立競技場で行われた。 東京世界選手権男子1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top