2023.03.05
◇第37回欧州室内選手権(3月2日~5日/トルコ・イスタンブール)
第37回欧州室内選手権の2日目(2日は予選のみ)が行われ、男女400mは400mハードルを主戦場とする選手が快勝した。
女子はオレゴン世界選手権銀メダルのフェムケ・ボル(オランダ)が49秒85で金メダルに輝いた。2月19日の国内選手権で41年ぶり室内世界新となる49秒26をマークしていたボルは、再びの新記録とはならなかったものの、50秒をきっちりと切って欧州女王の称号を手にした。
男子はカールステン・ワルホルム(ノルウェー)が、2018年のこの大会で出した自身の欧州記録にあと0.30秒と迫る45秒35で制した。東京五輪400mハードルでは45秒94の驚異的な世界新で金メダル。昨年のオレゴン世界選手権は万全の状態で臨めずに3連覇を逃したが、復調を感じさせるレースとなった。
男子60mはイタリア勢がワン・ツー。サムエル・チェッカレリが6秒48で、東京五輪100m王者のラモント・マルセル・ジェイコブスを0.02秒差で抑える殊勲の優勝を果たした。
女子棒高跳はウィルマ・ムルト(フィンランド)が自国新の4m80でV。女子1500mはローラ・ミューア(英国)が4分03秒40で2大会ぶりの優勝を飾った。
次ページ 【動画】男子400m決勝レース
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