◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)3日目
3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会3日目に行われた成年男子100mは栁田大輝(群馬・東洋大)が10秒30(+0.2)で優勝した。
スタートを得意とするオレゴン世界選手権セミファイナリストの坂井隆一郎(大阪・大阪ガス)が先行するも、「ひたすら自分のことに集中しました」。中盤からの加速でぐいっと前に出てフィニッシュ。「久しぶりにあんなに喜びました」と感情を爆発させた。
今大会には弟の聖人、聖大と3人で出場。聖大が走幅跳で優勝、聖人も300mハードルで入賞2人の活躍に刺激を受けつつ、「自分が最後だったので負けたらテントに帰れないところ」と笑い、「これが長男だぞって堂々と返ります」と胸を張った。スリーショットに収まり、「こんなことなかなかないですよね。次は日本選手権とか、世界選手権に出るとか」と笑顔を見せた。
大学1年目となった今季は日本選手権で3位。オレゴン世界選手権4×100mリレー代表にもなり、U20世界選手権では10秒15の自己新で6位。欧州遠征も経験するなど、「いろんなところでいろんな経験ができました」と充実感を漂わせる。
これでシーズンアウト。「世界選手権に行くためには10秒00を出すか、10秒0台をコンスタントに出すしかない。春先からベストを更新できるようになりたい」。シーズン最後を快走で締めくくった栁田。来年はいよいよ個人で日本代表を狙いにいく。

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