HOME 国内、世界陸上、日本代表
男子やり投・小椋健司「調子は良かっただけに悔しいが、世界を経験できたのは収穫」予選敗退も前向く/世界陸上
男子やり投・小椋健司「調子は良かっただけに悔しいが、世界を経験できたのは収穫」予選敗退も前向く/世界陸上


◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)7日目

オレゴン世界陸上7日目のイブニングセッションに行われた男子やり投予選。B組に出場した小椋健司(栃木県スポ協)は78m48で予選全体の19位となり、決勝には進めなかった。

昨年6月に日本歴代8位となる81m63を投げている小椋。東京五輪出場は逃したが、今年は80m台を2度投げるなど投てきのアベレージを引き上げ、世界ランキング上位者として世界選手権の座をつかんでいた。

「1本目に記録を残そうと思った」という1投目は助走のスピードが上がり、クロスステップで思い通りの動きができないなかで78m48。ただ、2投目以降にフォームを修正しきれず、記録を伸ばすことはできなかった。

小椋は「調子は良かったので悔しい。まだまだ力不足です」とシニアでは初の国際大会で世界との差を痛感した。今回の予選通過ラインは80m03と届かない記録ではなかっただけに、悔しさが募る。

それでも、「世界大会を経験できたのは収穫です。来年以降に生かせるようにしたい」と前を向く。30代の活躍も目立つ投てき種目ではまだ若手の27歳。1歩1歩ステップアップしていけば、来年のブダペスト世界選手権、そしてパリ五輪と世界と戦える日がやってくるだろう。

広告の下にコンテンツが続きます
◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)7日目 オレゴン世界陸上7日目のイブニングセッションに行われた男子やり投予選。B組に出場した小椋健司(栃木県スポ協)は78m48で予選全体の19位となり、決勝には進めなかった。 昨年6月に日本歴代8位となる81m63を投げている小椋。東京五輪出場は逃したが、今年は80m台を2度投げるなど投てきのアベレージを引き上げ、世界ランキング上位者として世界選手権の座をつかんでいた。 「1本目に記録を残そうと思った」という1投目は助走のスピードが上がり、クロスステップで思い通りの動きができないなかで78m48。ただ、2投目以降にフォームを修正しきれず、記録を伸ばすことはできなかった。 小椋は「調子は良かったので悔しい。まだまだ力不足です」とシニアでは初の国際大会で世界との差を痛感した。今回の予選通過ラインは80m03と届かない記録ではなかっただけに、悔しさが募る。 それでも、「世界大会を経験できたのは収穫です。来年以降に生かせるようにしたい」と前を向く。30代の活躍も目立つ投てき種目ではまだ若手の27歳。1歩1歩ステップアップしていけば、来年のブダペスト世界選手権、そしてパリ五輪と世界と戦える日がやってくるだろう。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.24

【“陸女”インタビュー】バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]

NEWS 東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

2025.08.24

東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

TBSは8月24日、公式SNSやYouTubeを更新し、東京世界陸上とアニメ『進撃の巨人』とのコラボレーションを発表した。 世界的に人気を誇る『進撃の巨人』とのコラボとなる「進撃の世界陸上」。そのコラボVTRが公開された […]

NEWS 100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」

2025.08.24

100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mに桐生祥秀(日本生命)が出場。追い風参考ながら10秒03(+2.8)の好記録をマークして会場にいた中高生たちの歓声を浴びた。 […]

NEWS 100m山縣亮太の世界陸上ついえる 記録会を違和感で欠場「身体が無理だというまで」現役続行へ

2025.08.24

100m山縣亮太の世界陸上ついえる 記録会を違和感で欠場「身体が無理だというまで」現役続行へ

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mにエントリーしていた山縣亮太(セイコー)だったが、脚の違和感により欠場した。 報道陣の取材に応じた山縣。ウォーミングアップをし […]

NEWS 400mH黒川和樹は世界陸上届かず 中3日で果敢に挑戦「今出せる力を出し切った」

2025.08.24

400mH黒川和樹は世界陸上届かず 中3日で果敢に挑戦「今出せる力を出し切った」

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子400mハードルに黒川和樹(住友電工)が出場した。 20日のトワイライト・ゲームス(日産スタジアム)で48秒71をマーク。世界選手権の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top