2022.07.06
トヨタ自動車は4日、大石港与の中大コーチに就任と、堀尾謙介の九電工への移籍を発表した。大石は引退せず、引き続き競技を続ける。
大石は静岡・富士東高を卒業後、2007年に中大に入学。箱根駅伝では3年連続で山上りの5区を務めるなど駅伝で活躍した。トヨタ自動車に入社後はニューイヤー駅伝で2度区間賞を獲得したほか、2015年から今年3月まで主将としてチームを支えた。
大石は「難しいチャレンジではあるかと思いますが、後輩の力になれるよう精一杯頑張っていきたいと思います」とコメントしている。
堀尾謙介は兵庫・須磨学園高校から中大に進学後、トヨタ自動車に入社。大学4年時に初マラソンとなった東京マラソンで学生歴代7位タイ(当時)の2時間10分21秒で日本人トップの4位に入った。東京五輪のマラソン選考会となったMGCでは15位。今年のニューイヤー駅伝では2区を務めていた。
<大石港与のコメント>
いつも私たち陸上長距離部に温かい応援をいただきありがとうございます。この度、母校の中央大学のコーチとして出向させていただくことになりました。会社側やチームの理解をいただき、ありがたいことに現役選手として競技を続ける権利も与えていただいています。トヨタ自動車の選手として、そして中央大学のコーチとして、難しいチャレンジではあるかと思いますが、後輩の力になれるよう精一杯頑張っていきたいと思います。私自身、個人の競技者としての取り組みも一生懸命続けていくつもりですので変わらず、温かい応援いただけたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。
<堀尾選手のコメント>
この度トヨタ自動車陸上長距離部を退部することになりました。大学を卒業し入社して学生の頃には味わえなかった厳しさ、喜びを知ることができました。結果が思うように出ない時期が多く、くじけそうになった時、声をかけてくれたチームメイトや職場、後援会の方々には感謝しかありません。新天地でもトヨタ自動車陸上長距離部に在籍していた経験を活かしてさらに努力していきたいと思います。約3年半という短い間でしたが応援ありがとうございました。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.20
-
2025.10.19
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.20
ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの初戦ゾルノツァ国際クロスが10月19日、スペインで開催され、男子(8.7km)はE.ハファシマナ(ブルンジ)が25分50秒、女子(8.7km)はL.アメバウ(エチオピア) […]
2025.10.20
トロイティチが2時間3分30秒の大会新V チェプテゲイが自己新 女子はデスタが2時間17分37秒/アムステルダムマラソン
アムステルダムマラソンが10月19日、オランダで開催され、男子はG.トロイティチ(ケニア)が2時間3分30秒で、女子はA.デスタ(エチオピア)が2時間17分37秒で優勝した。 男子優勝のトロイティチは今年の東京マラソンで […]
2025.10.20
其田健也が2時間8分33秒で16位 中間点まで先頭集団に食らいつく/アムステルダムマラソン
10月19日、オランダでアムステルダムマラソンが行われ、ブダペスト世界選手権代表の其田健也(JR東日本)が2時間8分33秒で16位に入った。 其田はスタートから1km3分を切るペースを刻む先頭集団につけ、5kmを14分3 […]
2025.10.20
U18女子走幅跳・岡林結衣 1年ぶり自己新の6m03で栄冠! 6回目に逆転V/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目 U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子走幅跳では岡林結衣(高知農高1高知)が最終6回目の跳躍で6 […]
2025.10.20
バログン・ハルが300m37秒88の高校歴代2位&U18最高記録! 「後半に第2のギアを上げられた」/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目 U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子300mはバログン・ハル(市川高2千葉)が37秒88の大会 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望