6月6日、男子20㎞競歩で昨年の東京五輪銅、2019年ドーハ世界選手権金メダリストの山西利和(愛知製鋼)がオレゴン世界選手権出場オンライン会見に登壇した。
前回大会で優勝し、ワイルドカードでの出場資格を保持していた山西。コロナ渦により世界選手権に向けてのワールドランキングに反映されるレースが限られていたため、「(ワイルドカードでの出場は)各大会へ無理に調子を合わせる必要がなかったのは良かったです」と語った。
「日々の取り組みで足りない部分も見えるし、それに対する不安もありますが、それを越えた先に見える景色が楽しみです」と笑顔を見せる。練習では「技術やメンタルなどを見直しているところ」だ。
レース展開については「今までもお任せタイプなので細かく想定はしていない」と言うが、「自分が動かさないとレースは動かない」と昨年の東京五輪や3月に行われた世界チーム競歩を通して感じたという。
「26歳になり、年齢も感じてきている」と山西。スポーツ選手としては中堅と呼ばれる存在になり、「自分や池田(向希/旭化成)などがチームジャパンを引っ張っていけたら」と、自らの活躍だけでなく、今回4枠目の出場となる住所大翔(順大院)など、若手選手への刺激にもなるつもりでいる。
オレゴンへ向けて、「世界選手権まで1ヵ月半。ここまでおおむね順調に来ているので、やってきたことを詰め込めるようにがんばります。金メダルを目指すので応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
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