第98回箱根駅伝(2022年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。
10月の箱根駅伝予選会では2位に4分16秒もの大差をつけた明大は、主将の鈴木聖人(4年)、副将の手嶋杏丞(4年)をはじめ、橋本大輝(4年)、小澤大輝、加藤大誠、櫛田佳希、富田峻平(以上3年)、児玉真輝(2年)といった中心メンバーが順当にエントリーされた。なかでも予選会後に臀部を肉離れし、全日本を欠場していた櫛田が無事に16人に名前を連ねたのは大きい。
全日本5区の尾崎健斗(1年)は外れたが、1500mの明大記録(3分39秒91/日本学生歴代9位)を持つ佐久間秀徳(4年)は、中距離選手ながら夏から箱根駅伝を目指して走り込んでメンバー入り。予選会は走っていないが6区・山下りに意欲を見せて、本大会に間に合わせた。5区候補の下條乃將(3年)も、10000mで28分台に突入するなど調子を上げてきている。特殊区間を攻略できれば、上位戦線をかき回す存在になるだろう。
全日本が終わって、箱根での目標を「シード権獲得」から「5位以内」へと上方修正したが、今季の戦力からすれば、それ以上を望める布陣を築くことができそうだ。
12月29日に区間エントリー10人が発表。1月2日の往路、3日の復路スタートの1時間10分前(6時50分)にメンバー変更が認められる。往路、復路合わせて当日変更は6人までで、1日最大4人まで変更できる。
■明治大のエントリー選手16名(カッコ内は学年、出身校)
◎前回11位、予選会1位、全日本7位
金橋 佳佑(4年/札幌山の手高・北海道)
佐久間秀徳(4年/國學院久我山・東京)
鈴木 聖人(4年/水城高・茨城)主将
手嶋 杏丞(4年/宮崎日大高・宮崎)
橋本 大輝(4年/須磨学園高・兵庫)
漆畑 瑠人(3年/鹿児島城西高・鹿児島)
小澤 大輝(3年/韮山高・静岡)
加藤 大誠(3年/鹿児島実高・鹿児島)
櫛田 佳希(3年/学法石川高・福島)
下條 乃將(3年/東京実高・東京)
杉本 龍陽(3年/札幌日大高・北海道)
富田 峻平(3年/八千代松陰高・千葉)
児玉 真輝(2年/鎌倉学園高・神奈川)
杉 彩文海(2年/鳥栖工高・佐賀)
新谷紘ノ介(1年/世羅高・広島)
曳田 道斗(1年/宮崎日大高・宮崎)

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.16
サニブラウンが東レを訪問「走り抜くことができたのはみなさんのお陰」
-
2025.10.15
-
2025.10.15
-
2025.10.15
-
2025.10.13
-
2025.10.13
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.16
中学、高校のトップが出場!IH優勝・石原南菜、後藤大樹や中学記録保持者・今村好花、大森蒼以らに注目/U18・16大会
10月17日から19日の3日間、U18・U16陸上大会が三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で開催される。 U18大会は2025年12月31日時点の16歳、17歳が対象で高校3年生の早生まれと高校2年生、1 […]
2025.10.16
サニブラウンが東レを訪問「走り抜くことができたのはみなさんのお陰」
男子短距離で東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキームが10月16日、所属先である東レの東京本社を訪問した。 サニブラウンは今シーズンを終えての報告のために訪れると、役員への挨拶のあとは各フロアを周って挨拶。「 […]
2025.10.16
BROOKSのランニングシューズ「Adrenaline GTS」 誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーが登場!
米国ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は、ロングセラーモデル「Adrenaline GTS(アドレナリンジーティーエス)」の誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーを公式オンラインショップにて […]
2025.10.15
19年ドーハ世界陸上代表・井本佳伸が現役引退「たくさんの出会い幸せ」今後は指導者の道へ
男子短距離で活躍し、19年ドーハ世界選手権リレー代表(補欠)の井本佳伸(東京ガスエコモ)が現役生活に区切りをつけることを自身のSNSで発表した。 井本は京都・東輝中時代に全中で100m5位、200m4位。名門・洛南高へ進 […]
2025.10.15
100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」
穏やかな笑顔で静かに、地元・山口でスパイクを脱いだ。 男子100mの元中学記録保持者・宮本大輔(山口フィナンシャルグループ)が現役生活にピリオドを打った。9月の全日本実業団対抗は、地元・山口。「夏くらいには一旦、区切りを […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望