HOME ニュース、海外

2021.10.08

東京五輪失格のオカグバレ別検体からも禁止物質、3つのドーピング検査違反
東京五輪失格のオカグバレ別検体からも禁止物質、3つのドーピング検査違反


10月7日、AIU(アスリート・インテグリティー・ユニット、世界陸連の独立不正監査機関)は女子短距離・走幅跳のB.オカグバレ(ナイジェリア)にドーピング違反があったことに関する文書を発表した。

オガグバレは禁止物質にされているヒト成長ホルモン、EPO(エリスロポエチン)の所持・使用と、調査協力の拒否で告発されている。今夏の東京五輪女子100mに出場していたオガグバレは、開催期間中の7月30日にヒト成長ホルモンの陽性で暫定処分を受け、予選を通過したもののその後失格となり準決勝に姿がなかった。また、6月20日のサンプルからもEPOが検出され、AIUは8月12日に当該サンプルの分析結果を受領、8月20日に本人に通知していた。

ドーピング規則に基づき、9月15日までに調査協力(関連記録の提出等)が要請されていたが、オカグバレはこれにも応えていなかった。本人はすべての嫌疑を否定しており、懲戒審判所(Disciplinary Tribunal)での審理を求めている。

オカグバレは2008年北京五輪の走幅跳では銀メダルを獲得。13年モスクワ世界選手権では走幅跳で銀メダル、200mで銅メダルを獲得するなど短距離と走幅跳で複数回の五輪・世界選手権入賞経験がある。現在はラナ・レイダー氏がコーチを務める米国フロリダ州のトレーニンググループに英国のA.ジェミリらとともに所属している。

10月7日、AIU(アスリート・インテグリティー・ユニット、世界陸連の独立不正監査機関)は女子短距離・走幅跳のB.オカグバレ(ナイジェリア)にドーピング違反があったことに関する文書を発表した。 オガグバレは禁止物質にされているヒト成長ホルモン、EPO(エリスロポエチン)の所持・使用と、調査協力の拒否で告発されている。今夏の東京五輪女子100mに出場していたオガグバレは、開催期間中の7月30日にヒト成長ホルモンの陽性で暫定処分を受け、予選を通過したもののその後失格となり準決勝に姿がなかった。また、6月20日のサンプルからもEPOが検出され、AIUは8月12日に当該サンプルの分析結果を受領、8月20日に本人に通知していた。 ドーピング規則に基づき、9月15日までに調査協力(関連記録の提出等)が要請されていたが、オカグバレはこれにも応えていなかった。本人はすべての嫌疑を否定しており、懲戒審判所(Disciplinary Tribunal)での審理を求めている。 オカグバレは2008年北京五輪の走幅跳では銀メダルを獲得。13年モスクワ世界選手権では走幅跳で銀メダル、200mで銅メダルを獲得するなど短距離と走幅跳で複数回の五輪・世界選手権入賞経験がある。現在はラナ・レイダー氏がコーチを務める米国フロリダ州のトレーニンググループに英国のA.ジェミリらとともに所属している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]

NEWS 坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

2025.05.01

坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

5月1日、日本陸連はセイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場)の欠場者を発表した。 日本人選手で欠場するのは、男子100mの坂井隆一郎(大阪ガス)、同200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、同400mの中 […]

NEWS アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

2025.05.01

アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

日本陸連は5月1日、韓国・クミで開催されるアジア選手権の代表選手の入れ替えを発表した。 男子400mで選出されていた中島佑気ジョセフ(富士通)が辞退。右ハムストリングスのケガのためとしている。中島は昨年のパリ五輪代表。4 […]

NEWS 東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top