男子5000mで日本人トップを占めた富士通のルーキー・塩澤稀夕(右から2人目)
◇第63回東日本実業団選手権(5月15日~16日/埼玉・熊谷文化スポーツ公園競技場)
東日本実業団選手権の2日目が行われ、女子3000mには東京五輪10000m代表の廣中璃梨佳(日本日本郵政グループ)が出場。大会新の8分56秒65で貫録勝ちした。5月3日の日本選手権10000mを日本歴代7位の31分11秒75で制して五輪切符をつかんだ20歳は、9日の東京五輪テストイベント「READY STEADY TOKYO」の5000mにも出場し、15分12秒86で4位。2週間の中で3試合に出場するハードスケジュールをものともせずに好タイムでまとめ、改めてその強さを示した。
男子5000mは東海大出身のルーキー・塩澤稀夕(富士通)が13分39秒81で日本人トップの5位。優勝は13分29秒43だったジャスティス・ソゲット(Honda)で、前日の1500mとの2冠に輝いた。
自己新を連発して男子ハンマー投に快勝した柏村亮太(ヤマダホールディングス)
男子ハンマーでは柏村亮太(ヤマダホールディングス)が2投目に日本歴代6位の自己ベストを4年ぶりに4cm更新する71m40をマークすると、3投目にはさらに71m50まで記録を伸ばして優勝した。男子800mは昨年の日本選手権1500m王者・館澤亨次(DeNA)が1分48秒64の大会新で制覇。2年ぶりの同種目出場で、自己ベスト(1分50秒98、18年)を大幅に更新した。2位の梅谷健太(サンベルクス)も1分48秒73で従来の大会記録を上回った。女子3000m障害では森智香子(積水化学)が9分50秒67の大会新で快勝した。
男子200mでは、前日の100mとの2冠がかかった白石黄良々(セレスポ)が予選で途中棄権するアクシデント。決勝は中大卒の1年目・染谷佳大(大和ハウスが20秒94(-1.5)で制した。
また、T11(視覚障がい)男子5000mで、東京パラリンピック代表の唐澤剣也(群馬社福事業団)が15分09秒94の世界新記録をマークした。従来の記録は2004年にヘンリー・ワニョイケ(ケニア)がアテネ・パラリンピックで作った15分11秒07で、14年ぶりの更新。同じ東京パラリンピック代表で、同種目のアジア記録(15分11秒79)を持っていた和田伸也(長瀬産業)に8秒近い差(15分17秒41で2位)をつけた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.05.06
ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.03
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.07
【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m
静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムを舞台に開催された第108回日本選手権10000m。男子は葛西潤(旭化成)が27分17秒46、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31と、ともに日本歴代6位の好タイムで初優勝を飾 […]
2024.05.06
【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー
バハマ・ナッソーで開催された2024世界リレー(5月4日、5日/日本時間5日、6日)で男子の4×100mと4×400mがパリ五輪出場権を獲得した。初日の予選で、4×100mは38秒10で1着通過して五輪切符を決めると、決 […]
2024.05.06
ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!
5月10日に行われるダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会のエントリーリストが発表された。 男子3000m障害に日本記録保持者の三浦龍司(SUBARU)が登録。世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(エチオピア)、ブダペスト世界 […]
2024.05.06
男子は銭海峰が1時間19分05秒でトップ 女子はベテラン・劉虹が快勝/WA競歩ツアー
5月5日、世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのコルゼニフスキ・ワルシャワ競歩カップがポーランドで開催され、男子20km競歩では銭海峰(中国)が1時間19分05秒で、女子20km競歩はリオ五輪金メダリストの劉虹(中国)が […]
2024.05.06
米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー
5月4日、5日の両日、バハマ・ナッソーで世界リレーが開催され、米国が5種目中4種目で優勝を飾る圧倒的な強さを見せた。 男子4×100mではアンカーに世界選手権100m王者のN.ライルズを起用。1走から3走も全員が100m […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!