ミラノマラソン(イタリア)が5月16日に行われ、男子はT.エキル(ケニア)が世界歴代5位タイの2時間2分57秒で、女子はH.ゲブレキダン(エチオピア)が2時間19分35秒でそれぞれ優勝した。いずれも今季世界最高タイムだった。
レースはミラノ中心部にあるスフォルツェスコ城前の1周7.5kmの周回コースで行われ、気温は13度だった。
男子の先頭集団は5km14分47秒、10km29分28秒、15km44分13秒で通過。2019年ドーハ世界選手権5位のM.スティーブン(南アフリカ)がペースメーカーを務め、中間点は1時間1分48秒だった。
優勝したエキルは30km過ぎに飛び出し、35kmまでの5kmを14分11秒で突っ走ると次の5kmも14分35秒でカバー。そのままトップでフィニッシュした。
これまでの自己ベストは2019年のミラノでマークした2時間4分46秒。それを1分49秒更新してこの大会2勝目を果たした。
エキルは1992年1月生まれの29歳。19年アフリカ選手権ではハーフマラソンで優勝している。2020年3月の東京マラソンに出場したが、途中棄権している。
2位にはR.キピエゴ(ケニア)が2時間3分55秒の自己新で入り、3位のB.キプダム(ケニア)も自己ベストの2時間4分16秒をマーク。6位までが2時間5分を切った。
女子はゲブレキダンが序盤から主導権を握る展開。5kmを16分43秒で通過すると、ハーフ通過時点では後続と20秒ほどのリード。30km(1時間38分28秒)では2位に1分24秒ものリードを広げ、その後も快調に先頭を走り続けた。
5月11日に26歳を迎えたばかりのゲブレキダンは、これまでの自己ベストが19年12月の広州(中国)でマークした2時間23分50秒。今回、4分以上も更新した。
■トップ3の成績
●男子
①T. エキル(ケニア)2.02.57
②R.キピエゴ(ケニア)2.03.55
③B.キプダム(ケニア)2.04.16
●女子
①H.ゲブレキダン(エチオピア)2.19.35
②R.ムトガー(ケニア)2.22.50
③E.チュンバ(バーレーン)2.23.10
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2024.12.14
京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]
2024.12.14
京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]
2024.12.14
第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催
12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会