◇日本学生個人選手権(4月24日~26日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目
日本学生個人選手権が行われ、男子10000m競歩は吉迫大成(東学大)が日本歴代5位、学生歴代3位の38分07秒06で初優勝を飾った。
序盤から先頭を引っ張り続け、そのまま勝ちきる強さを見せた。
初の全国タイトルに輝いた吉迫は「うれしさが強いですが、ペースが上がった時に歩型が乱れたり、もう少し最後上げられたかなという気持ちもあるので、悔しさもあったレースでした」と冷静に振り返った。
「最初から先頭で積極的にレースを進めるのは決めていました」と、1km3分50秒前後のペースを刻む。1200m過ぎで3人で少し前に出ると、4000m付近から中島佑之(山梨学大)と一騎打ちになる。
8000m過ぎのバックストレートで中島が給水でやや離れたところで、ペースアップ。「余力を残して最後につなげられたと思います」と、そのまま逃げ切った。
タイムについても「純粋な判断は難しいです」とシューズの進化などにも触れつつ、「自分の中でタイムが伸びているのでうれしいです。今回で終わらせずに再現性のある歩きにしていきたいです」と気を引き締める。
島根中央高時代はインターハイ出場経験はあるが、結果は残せなかった。東学大では少しずつ力をつけ、昨年のワールドユニバーシティゲームズで代表入りを果たした。
大学の先輩でもある東京世界選手権20km競歩7位の吉川絢斗(横浜市陸協)の活躍も刺激になり、「身近にいるので、自分の可能性も信じることができます」。土日を中心に練習をともにする機会もあるという。
まずは日本インカレや関東インカレでの優勝が目標。「将来的には国際レースなどで自分の歩きをして、見てくれる誰かの勇気になれたら良いと思います」と、さわやかな笑顔で語った。
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