2026.01.02
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間00km)
第70回記念のニューイヤー駅伝が行われ、GMOインターネットグループが4時間44分00秒の大会新で初優勝を飾った。
今大会で目立ったのが大卒ルーキーたちの活躍。区間賞は7区間中3区間を占めた。
最長区間の2区(21.9km)ではサンベルクスの吉田響が1時間1分00秒で区間賞、ロジスティードの平林清澄が1時間1分29秒で区間3位と躍動。ともに従来の区間記録(1時間1分40秒)を塗り替えた。
先頭でタスキをもらった平林は5kmを13分50秒、10kmを27分56秒と快調なペースで飛ばしていたが、それを上回る走りを見せたのが21秒差の24位でスタートした吉田だった。
「前を追い抜いて行ったほうがモチベーションは上がる」という吉田は5kmを13分44秒、10kmを27分42のハイペースで通過。13km過ぎに平林とGMOインターネットグループ・今江勇人に追いつき、その後は激しい先頭争いを繰り広げた。
終盤に今江が飛び出し、吉田が2位、平林が3位での中継となったものの、ともに新人らしからぬ快走を披露した。
創価大出身の吉田と、國學院大出身の平林は昨年に箱根駅伝の花の2区で対決。この時は吉田が日本人最高記録を更新する1時間5分43秒で区間2位、平林は1時間6分38秒の区間歴代8位と好記録をマークしている。実業団にステージが変わっても「花の2区」でハイレベルな争いを繰り広げた。
吉田で流れを作ったサンベルクスは初入賞の5位と大健闘。プロランナーとして契約を結んでいる吉田は「自分がお世話やってる企業さんに結果で恩返しできたっていうのはすごくうれしい」と声を弾ませた。
チームの過去最高順位となる2位に大きく貢献した平林も「目標(8位入賞を)を達成できたことはすごく良かったと思います」と胸を張った。
3区(15.3km)では富士通の篠原倖太朗が42分53秒の区間新記録をマーク。2区終了時点で27位と苦戦していたチームの順位を20位まで引き上げた。
「現時点でできることは最大限できたと思います」と自身の走りを振り返った篠原。駒大時代にはハーフマラソンで日本人学生初の1時間切りとなる59分30秒をマークするなど、ロードの強さは折り紙付き。ニューイヤー駅伝デビューの舞台でも、その実力を発揮した。
5区(15.9km)ではGMOインターネットグループの太田蒼生が区間新記録を36秒更新する46秒00で区間賞を獲得。青学大時代に“駅伝男”として名を馳せた実力を改めて示す走りとなった。
「朝練習の時点で走れると確信しました」という太田は首位でタスキを受けると、積極的な走り。2位との差を59秒から1分18秒に拡大し、チームの初優勝への流れを決定づけた。
大学時代からロードレースや駅伝で好記録、好勝負を見せ続けてきた2002年度生まれの選手たち。実業団に舞台を移しても、そのハイレベルの切磋琢磨は続いていく。
文/馬場 遼
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.10.05
ロサンゼルス五輪マラソン代表懸けたMGCのコース発表!名古屋城、テレビ塔をめぐるコースに
2026.10.08
2026.10.05
ロサンゼルス五輪マラソン代表懸けたMGCのコース発表!名古屋城、テレビ塔をめぐるコースに
2026.09.18
ナイキが長距離をより速く走破できるようサポートするナイキ アルファフライ 4を発表!
Latest articles 最新の記事
2026.10.08
立教大男子駅伝チームとアイティフォーがスポンサー契約「『寄り添うチカラ』を大きな力に変え、箱根路を駆け抜ける」
立教大は10月8日、陸上競技部男子駅伝チーム(以下、立教大学男子駅伝チーム)の強化および活動支援を目的に、アイティフォー(東京都千代田区/坂田幸司社長)とスポンサー契約(広告契約)を締結したと発表した。 発表によると、男 […]
2026.10.08
ミズノからスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズ第2世代を発表! 4機種にラインナップを拡充
ミズノは10月8日、スピードレーシングモデルの「HYPERWARP」シリーズをリニューアルし、「HYPERWARP PURE2(ハイパーワープ ピュア ツー)」、「HYPERWARP ELITE 2(ハイパーワープ エリ […]
2026.10.08
100mH・中島ひとみが入浴剤「SUNCA」の公式アンバサダー「魅力を届けるように頑張りたい」
女子100mハードル日本記録(12秒60)保持者の中島ひとみ(長谷川体育施設)がこのほど、自身のSNSを更新し、msh(東京都渋谷区)が展開するライフスタイルブランドで、入浴剤「SUNCA(スンカ)」の公式ブランドアンバ […]
2026.10.08
走高跳・髙橋渚がデサントとアドバイザリー契約「ともにさらなる高みを目指し、挑戦を続ける」
デサント(大阪府大阪市)は10月7日、女子走高跳の髙橋渚(センコー)とアドバイザリー契約を結んだと発表した。 2000年生まれの髙橋は、東京高時代の17年インターハイを制覇。日大時代は日本インカレを19年と21年に制して […]
Latest Issue
最新号

2026年10月号 (9月14日発売)
アジア大会総展望
山口全中&日本インカレ
サウェ特集

