2025.12.21
◇全国高校駅伝・女子(12月21日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:5区間21.0975km)
全国高校駅伝の女子が行われ、長野東が高校歴代2位となる1時間6分30秒で2年連続3度目となる優勝を果たした。
前回女王が1区から先頭をひた走り、力強く2連覇を果たした。
前回1区区間賞の真柴愛里(3年)を3区に起用し、1区を担ったのは川上南海(2年)。「集団の中で冷静にリズムをもらいながら行きました」と、最後まで先頭を争いを繰り広げる。
中継所手前まで続いた競り合いを制し、「自分が昨年1位でタスキをもらった時の感動を自分が与えられる走りがしたいと思っていました」とはにかんだ。
2区の田畑陽菜(3年)は「1年生の時に2区を走らせていただいて、その時の自分を超えることを目標にしていました」。区間2位の走りに「区間賞を逃して悔しいです」と話しつつも、首位をキープする。
エース・真柴は留学生と勝負する意向もあり、3区に登場。「今年1年はケガで思うように走れないことが多かった」と苦しんだが、「どんな順位できても良い位置でタスキを渡す」と強い気持ちでスタートした。実際に留学生と競り合う場面はなかったが、ライバル校の仙台育英(宮城)の留学生を抑えて区間賞を獲得した。
4区のルーキー・本田結彩は「前半攻めきれなくて個人としては悔しいです」と話しながらも区間3位の力走。アンカー・今井玲那(2年)は「13人全員で1年間優勝という目標を掲げていました。去年よりもすごく心にくるものがありました」と感慨深げだった。
主将の田畑は「思うように引っ張ることができない時期もありました」と振り返りつつ、「大好きな12人の仲間たちが支えてくれました。本当にチームのみんなにありがとうという気持ちでいっぱいです」と笑顔が弾ける。
長野市内の犀川河川敷のクロスカントリーコースで地道に走り続けてきた選手たち。横打史雄監督は「高校生はこの練習が一番伸びると捉えています」と明かした。
3年生の2人以外は来年も残り、まだまだ強さは続きそう。横打監督は「1時間6分30秒というタイムは想定以上です。本当にすごい子たちだと思っています」と目を細めていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
TBSの『最強スポーツ男子頂上決戦2025冬』が12月21日に放送され、東京世界選手権代表選手が多数出場して番組を盛り上げた。 ビーチフラッグスやモンスターボックス(跳び箱)など、身体能力を生かすさまざまな種目で、運動神 […]
2025.12.21
今井悠貴がV 順大勢が上位で力示す 2位に明大の井上が入る/関東10マイル
第139回関東10マイルロードレースが12月21日に行われ、一般・学生男子10マイルは、今井悠貴(順大2)が47分38秒で優勝した。 今井は前橋育英高出身。11月に10000mで29分03秒33の自己新を出しているが、箱 […]
2025.12.21
大東大に13分51秒30で若林司ら都大路区間賞2人、豊川・嶋岡希ら10人合格!古豪復活へ有望そろう
大東大の男子長距離ブロックが26年度の推薦入学試験合格者を発表した。 この日行われた全国高校駅伝で2位に入った仙台育英(宮城)から、アンカー7区を務め区間賞を獲得した若林司が加入。5000mでは13分51秒30のベストを […]
2025.12.21
部員全員で戦った鳥取城北は初入賞の4位 「タスキリレーができてうれしかった」/全国高校駅伝・男子
◇全国高校駅伝・男子(12月21日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km) 全国高校駅伝の男子が行われ、学法石川(福島)が2時間0分36秒の高校最高記録で初優勝を飾った。鳥取城北(鳥取)は県最高 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳